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ココログ


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2006年3月の記事

2006/03/31

マーラー/交響曲第7番

マーラー/交響曲第7番ホ短調@ハンス・ロスバウト/ベルリン放送交響楽団(VOXBOX:CDX2 5520)

 1952年の録音.現在と異なり,マーラーの交響曲を演奏し,録音するのが難行だった時代の記念碑みたいな録音です.録音自体も放送オケの割には,それほどよくありません.
 怪演です.恐らくライヴに近い一発録りだったのでしょうが,第1楽章などアンサンブル破綻してます(^^;).いくら7番とは言え初見じゃないとは思いますが,それにしてもヒドイです.この状態に耐えて終楽章まで録音終了にこぎつけたロスバウトを褒めた方がいいかもしれません.

日常(2006年3月31日)

 仕事.年度末で,不要になる書類の整理を一日中.内容を確認して要らないものは捨てる.相互利用業務の書類廃棄では,個人情報保護でシュレッダーフル回転(^^;).公文書のうち残しておくのは半分くらいか.今日一日かかって,来週に積み残し(-_-;).

 毎日新聞【雑記帳:巨人の永久欠番6選手プレート除幕式 東京ドーム】ようやくジャイアンツも,少しは歴史というものに敬意を表することを覚えたと見える.
 しかし,黒澤俊夫(1914-1947)の名を知ってるひとは,今日の観客にどれくらいいたんだろう(sigh).昭和11年職業野球創成期に金鯱軍に入団,昭和19年主力選手を兵役に獲られ人手不足の巨人軍に移籍し4番打者を打つなど活躍するも,昭和22年6月のシーズン途中,腸チフスで急死した,俊足好打左利きの外野手である.伝え聞くところでは派手なところの無い寡黙な人柄で,黙って野球に打ち込むタイプだったらしい.
 これで黒澤の名を知るひとが少しでも増え,職業野球の歴史に関心を寄せるひとが増えれば幸いである.

図書館協会サイトのリニューアル

 日本図書館協会のサイトがリニューアルしていた(情報元は【Copy & Copyright Diary - 日本図書館協会サイト】)ALAと比較するのは所詮,野暮というものでしょうがもう少し何とかなりませんか(^^;).

 中で目を引くのは,【企画調査部からのお知らせ】何と,シーサーでblog作ってるじゃないですか(*_*)! と思ったら学校図書館部会の方が先に2005年10月からblogを開設してるんですね→【JLASchool.blog】.図書館系blogで紹介されていたのを見落としたかしらん? おまけに学校図書館部会の方が協会のトップページよりもデザインの優れたトップページをしつらえている(^^;).何故だ?
 企画調査部blog,惜しむらくはコメントもトラックバックも拒否設定しているらしいこと.RSS配信だけが目的ですかそうですか.ちょっと残念.

 ついでと言ってはナニですが,図書館協会のサイトで平成18年度の司書講習実施大学の一覧が掲載されてます.筑波大学は無いのね(-_-;).

2006/03/30

マーラー/交響曲第6番

マーラー/交響曲第6番イ短調@クラウス・テンシュテット/ロンドン・フィル(EMI:)

 滅入っているときはマーラーを聴く頻度が上がる(^^;).中でも第6番はシェークスピアの悲劇に匹敵する,闘争と敗北の大交響曲であり,自らを鼓舞したいときには繰り返し聴くことになる.
 テンシュテットの録音は「稀代の大曲振り」と評されたテンシュテットの面目躍如たる,素晴しい演奏.情熱的で八方破れでありながら,音楽の構築が最高度に達成されているという,信じがたい離れ業がここでは成就している.

日常(2006年3月30日)

 仕事.昨日の原稿は結局書き上がらず,今日の午後までかかる.たかが4頁,と自分でも言いたくなるけど,何しろ後ろ向きの仕事だからエンジンの掛りが悪くてダメ(>_<).
 何がきっかけだったのか,部下に延々と即身仏の話をする(^^;).即身仏については,暇なときに何らかの形でエントリーしてみたいけど,まずウケ無いだろうなあ(sigh).

 神奈川新聞【図書館と大学が相互閲覧サービス/横浜】何でこの程度のことがニュースに,と一瞬思ったんだけど「同館が週一回巡回するワゴン車で図書を搬送。予約を受け付けた図書館には一週間以内に届くという。」キモはここだ.僕が住んでる某県は数年前から1か月に1回各地の公共図書館を廻っていた県立図書館の連絡車が,2か月に1回に巡回を減らされてしまい,そのとばっちりがこちらにまで波及する有様なんですよね(-_-;).いや,これはいいニュースを見たよ(^^;).某県の大学図書館協議会に紹介してやろう.

2006/03/29

日常(2006年3月29日)

 昨日は勤務先の全体職員会&退職者送別会.それはともかく,二次会で久し振りに不快な酒を飲む(-_-;).もちろん,その場では表に出さずに済ませたけど,帰宅してから酔いも手伝ってむかつくことむかつくこと.女性が好きなことでは僕も人後に落ちない(^^;)けど,それは女性を「モノ」扱いするのとは違う.ふざけるな.以下は自粛.
 おまけに,帰宅してblog更新しようとしたらココログ管理画面が重くて動かない(>_<).まったく,メンテナンスの度にトラぶってどうするんですか>>ココログ.
 【お知らせココログ: 3月28日メンテナンス後の状況について(第二報)】おかげをもちまして3月29日午後11時現在,当blogでもお見苦しいものを見せておりますm(_)m ホントに,引越しを考えようかしら.

 今日は仕事.勤務先絡みで,よんどころなき理由から月末締め切りの原稿を頼まれてしまい,今日中に何とか書き上げようと苦心惨憺するも,半分しか上がらず(-_-;).明日も見えない人間に「展望」書かせようってのが,どだい間違っている(^^;).原稿をお持ち帰りしたものの,別用で検索かけた件から関心が別件に飛び火してしまい,あちこちサイトを読みふけってしまう.果たして今日中に書きあがるかどうか(sigh).

僕がblogを書く理由

 昨晩の不快な酒の厄落とし代わりに(^^;).

 【書物蔵(しょもつぐら) - (補論)館界ゴシップ集としての書物蔵:その機能と限界


ネットを徘徊しているだけじゃ,現在ただいまに参画してるつもりでも,いつまでたっても図書館史でしかない(図書館史に効能はある,とわちきはみてをるが)。ほんとうに現在ただいまの図書館政策やら図書館経営,図書館運動に参画したけりゃ,街にでて人に会うしかありませんな。
 痛い.痛いです,ホントに.ホントにその通りで,blogで公共図書館論書いてみたところでその影響力など,たかが知れているのは知ってます.

 でもね,街へ出て一度ならず挫折した経験がある僕には,他者に意見を開陳する手段として,今のところblogしか手立てが無いんですよ.情けない話ですが,「公園デビュー」に失敗してつまはじきにされた母子みたいなもので,そろりと忍び足で舞台に上がればよかったものを,若気の至りでつっかかっていたものですから.結果,中ではどうやら居場所が無い(^^;).

 でもって,自分の能力を発揮する場をしつらえる才能にとことん欠けている身としては,これから足がかりを定番と目されるところに作り出すのは不可能に近いだろうと思っています.そんなことに労力を費やして業界内で地位を得ることに,もはやそれほどの魅力は感じてませんから(^^;).それならば「わかってくれる誰かのために」blogを立てて記事をエントリーすることの方が,どれだけ魅力的であることか(sigh).

 ま,そんなわけでこれからもボチボチblogを書き続けていきます.いつか,絶望を希望に変えることが出来ますように.

マーラー/交響曲第3番

マーラー/交響曲第3番ニ短調@マイケル・ティルソン・トーマス/ロンドン交響楽団(CBS:M2K44553)

 最近,サンフランシスコ交響楽団と別のレーベルからマーラーの録音をボチボチ出しているティルソン・トーマスが,ソニーが買収する直前のCBSで1987年に録音したマーラー.ロンドン交響楽団との録音,と言うことでティルソン・トーマスはホーレンシュタインの録音(ユニコーン・カンチャナ)をかなり意識したらしい.しなやかでメロウなマーラーである.第1楽章のトロンボーンがなかなか上手い.

2006/03/27

シューベルト/交響曲D.944

シューベルト/交響曲ハ長調D.944(第9番)@ヴィレム・メンゲルベルク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管絃楽団(テレフンケン/フォノ・ミュージアム:PMCD-1)

 日本人コレクターのコレクションを基に出した海賊盤(^^;)という噂を聞いたことのあるphono-museumのCD.これは第二次大戦中の1942年11月にメンゲルベルクが録音したとされるもの.メンゲルベルクのD.944は,フィリップスから出た1940年12月19日のライヴ録音があるが,このCDはそのライヴとテンポなどが同一に聴こえるので,メンゲルベルクの録音で間違いないと思う.
 現代の指揮者ばりの颯爽としたテンポでバリバリ進む演奏だが,第2主題など落とすところではっきりとテンポを落とすのがメンゲルベルクの様式美(^^;)である.

日常(2006年3月27日)

 仕事.相互利用の締めと新年度準備.
 県内のある図書館員が勤務先を辞めて他県に転出すると聞く.若くて能力のあるひとは,高く売れるときに高く売っておくのがよいから,それはそれでいいと思う.ただ,部下に「G.C.W.さんには連絡無かったんですか?」と尋ねられる僕の身にもなって欲しいぞ(^^;).ここ数日,そこここでスルーされているのは己の不徳の致すところ,身から出た錆なんだろうけど,何だか寂しいね(sigh).
 まあ,気を取り直していきましょう.昨日もスルーされずに済んだウレシイことがあったんだから(^^;).

 日刊スポーツ【ゆりかもめ4駅を新設、豊洲まで延伸】今日,とあるレファレンスの回答を探すべくゆりかもめのサイトを開けようとしたらダメだったのは,このためか(^^;).今日からだったんですね.

 神戸新聞【国語記述問題は無解答 県内中1生3人に1人】うーむ(-_-;).いろいろ思うところはあるけど,今日は頭が働かない.早く寝ます.

2006/03/26

日常(2006年3月26日)

 休日.やっぱり朝寝坊する(-_-;).朝食を摂り,まずはクルマを駆って駅前へ.先日出席した謝恩会で撮影した写真の焼き増しを頼む.駐車場で頭を廻らせて考えた挙句,クルマを福島市に廻して福島県立美術館へ.今日が最終日の「名取洋之助と日本工房」展を見に行く.このあたりは以前読んだ『撃ちてし止まむ』(難波功士著/講談社選書メチエ146/講談社/1998年12月初版)や『言論統制』(佐藤克己著/中公新書1759/中央公論新社/2004年8月初版)で知っていたが,改めてその作品のクオリティの高さに驚く.「思想無き実践」のひとつの到達点を見ることが出来る.展示されていた作品が雄弁に語っていたとは言え,もう少し展示の説明で戦争協力を云々した方がよかったかもしれない.とは言え,「国民の義務」と「権力の恐怖」の前には,下手な「思想」を打ち出した日には命が無いのも確かである.ウチの業界も似たようなところはあるか(^^;).
 それにしても,土門拳は,ほとんど最初から「土門拳」なのであった(^^;).

撃ちてし止まむ
難波 功士著
講談社 (1998.12)
この本は現在お取り扱いできません。



言論統制
言論統制
posted with 簡単リンクくん at 2006. 3.26
佐藤 卓己著
中央公論新社 (2004.8)
通常2-3日以内に発送します。

ブルックナー/交響曲第4番

ブルックナー/交響曲第4番変ホ長調“ロマンティック”@エーリヒ・ラインスドルフ/ボストン交響楽団(RCA/タワーレコード:TWCL3003)

 案外にタメを作らず,ブロックごとにテンポを動かす(特に終楽章),明晰なブルックナーである.思ったより前衛っぽい演奏.
 どうもRCAの録音がブルックナーに慣れていないのか,ラインスドルフが本来はもっとクリアーに音楽を響かせていると思われるところを,お風呂屋でわんわんダンゴに響かせているように録っているのが少々惜しい.

2006/03/25

モーツァルト/レクィエム

W.A.モーツァルト/レクィエムK.626@ジャン・クロード・マルゴワール/ラ・グランド・エキュリ・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ(K617:K617180)

 フランスの“K617”という,一風変わった名前のレーベルから出ている,一風変わったモーツァルトの「レクィエム」.
 1819年12月19日にリオ・デ・ジャネイロでこの曲が演奏された際,その指揮を執ったジョゼ・マウリシオ・ヌネス・ガルシア神父なる人物が,その3年前にリオを訪れた作曲家のシギスムント・ノイコム(1778-1858)に補作を依頼し,ガルシア神父によるリオでの演奏の際に用いられたと思われる「リベラ・メ」が「コンムニオ」に続けて演奏されている.長い間リオの大聖堂に埋もれていた楽譜が近年発見され,2005年11月13日に復活蘇演が行われた際の録音.追加された「リベラ・メ」は,何やらこの「レクィエム」全体のダイジェストみたいな中間部を持つ,不思議な曲である(^^;).
 演奏は,最近おなじみの軽量級「モツレク」.

日常(2006年3月25日)

 休日.朝寝坊して予定が狂う(-_-;).掃除洗濯,定期通院,写真屋で先日の謝恩会の写真を現像,整体,食料調達.今日やるつもりでいたことの3分の1が明日以降に先送り.明日はちょっと早起きしないと.

 京都新聞【新東京タワー、墨田に決定 高さ世界一、10年完成へ】この写真は東武伊勢崎線業平橋駅ですね.上野公園周辺でなくてよかったよかった(^^;).

 河北新報【「くりでん」廃止届提出 幕引き控え課題山積】是非サイクリングロードと鉄道歴史資料館の実現を!

 

2006/03/24

Linus & Lucy

“Linus & Lucy : The Music of Vince Guaraldi”@ジョージ・ウィンストン(ウィンダム・ヒル:BVCW-710)

 知る人ぞ知る(?)アニメ版「ピーナツ」のBGMをジョージ・ウィンストンがソロ・ピアノで弾いた録音.アニメ版「ピーナツ」のBGMは作曲者ヴィンス・グァラルディ自身のトリオによる録音があって,前につんのめるような独特のフィーリングで弾かれたその演奏は僕の愛聴あたわざるところなのだが,ジョージ・ウィンストンの録音は楽しいながらも,もう少ししっとりした雰囲気の音で弾かれている.

日常(2006年3月24日)

 仕事.今日で今年度の受入作業終了.来週は決算業務か(^^;).

 日刊スポーツ【非常勤の再任拒否は違法、公務員では初】記事に曰く,


この女性のケースについては「原告に任用終了の方針が決まった時点で伝えず、再就職の心配をした形跡もなく、更新拒否は著しく正義に反する」と判断した。
 判決によると、女性は国立情報学研究所(東京、現情報・システム研究機構)に、任用更新を繰り返しながら14年間勤務したが、03年1月下旬に任用終了を告げられ、3月限りで退職扱いとなった。

そもそも,14年間も非常勤で勤めさせること自体,法に触れることは無いんですか?

 日刊スポーツ【巨人岡島が日本ハムへトレード】冗談みたいなトレード(^^;).岡島を押し付けられてファイターズ大損にならねばいいが.

 産経新聞【安全と恩恵、住民ら複雑 志賀原発差し止め判決】判決を出した金沢地裁の裁判官が,過去に住基ネット裁判で違憲判決を出したことをこの記事で紹介するあたり,原発信者の産経は必死だな(^^;).

 読売新聞【PSEなし中古家電の販売、事実上容認】馬鹿馬鹿しい(-_-;).国民に無駄なエネルギーを使わせて,いったい経済産業省は何がやりたかったの?

「あらエッサくん」大人気

 日本海新聞【「あらエッサくん」大人気 安来市に使用申請激増

 こちらが【安来市イメージキャラクター大集合(画像DL可能)】のページ.
 去年の千人踊りと花火大会を見に行ったとき,会場でボランティアの中学生が「あらエッサくん」ストラップを売っていたのを幾つか買ってきて,後輩にお祝い代わりに差し上げたり,友達に土産代わりに贈ったのですよ(^^;).実は僕のケータイにも現在,ひとつぶら下がっています.
 このキャラクター,昔の安来市ホームページに「ひょうきんどじょお」が登場して以来のファンでして(^^;).

2006/03/23

組曲サンダーバード

組曲サンダーバード@コンスタンチン・パブロフ/ロイヤル・フィル(カールトン/徳間ジャパン:TKCA-72161)

 学生時代,SF研究会の部員でもなかったのに周囲から部員だと思われていたり,SFに通暁していると思われていたことがあるのは,こーゆうCDを見つけると飛びついちゃう性癖のためですかね(^^;).子供の頃にテレビで見た特撮・アニメについては人並み程度の知識がありますが,それ以上じゃないんですよ.中学・高校とハヤカワ文庫にも縁が無かったし.
 しかしこの録音,映画音楽が得意なロンドンのオケが演奏しているだけあって,力の入りようが違う(^^;).

日常(2006年3月23日)

 仕事.久し振りに出勤したのに,机の上には書類が積み上がっていない.さすがに閑散としている(^^;).相互利用と受入業務.目録関係で問い合わせ来る.いや,その書誌最後に修正をかけたのはウチですが,そもそもの作成者はウチじゃない(^^;).それでも,著者についていろいろ調べて返答してみる.こーゆうのって,結構楽しい(著者名を取り違えた自分のミスは棚に上げて何言っているんだか).

 ああ,今日からセンバツが始まっていたのね.いまひとつ燃えないのは何故だろ?

「貸出至上主義」の免罪符?

 毎日新聞【闘論:国会図書館改革 坂本由紀子氏/成田憲彦氏

 毎日新聞を購読しているのに,この記事が掲載された日は留守で新聞を停めていたのでした(-_-;).以前もこんなことがあったな.
 それはさておき\(^^\)(/^^)/

 要するにこの記事自体は「不勉強な輩に何を語らせても無駄」というだけのことで,不見識と不勉強こそが「改革」の正体だというのがよくわかる話(^^;).もっとも,何処かの首相や大統領を見れば,不見識と不勉強を逆手にとり,それを中央突破のエネルギーに変えてしまうところが何とも(-_-;).
 でもって,今や「正義」は不見識と不勉強の俗論にあり,今後日本図書館協会のような,曲がりなりにも図書館政策を立案する立場にある連中がどのように俗論を突破して国民の支持を得られる意見を披露出来るか,ということになっていくのでしょう.もう遅いのかどうか,悪いけど僕は「お手並み拝見」(^^;)とまいります.

 で,その俗論に対する玄人の反応なのですが,中にはちょっとどうしたものかな(^^;)と思えるものもあります.

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玄人ばなし

 (承前
 考えるところあって,記事を切り分け書き直しましたm(_)m

 しかし,これまでは業界と関係の無いひとたちが「図書館」を設立する話が出ると,秋田県西木村(現・仙北市)の全国ありがとう文庫に向けられた,某団体で見聞した意見がその典型だったように,業界からあがってくる「玄人の声」は「ど素人が図書館まがいの施設を作って(失敗して)やがる」という感じの,嘲りの声だったんですよね.その後,ある程度成功した「全国ありがとう文庫」に対して,嘲った玄人が反省の弁を述べた,と言う話も聞きません.
 
 でも正直なところ,そーゆう玄人のギルド意識が,例えば図問研のような(古き)プロフェッショナルを標榜する団体に対する,若いひとたちの関心が失われる原因になっているのは間違いないでしょうね.若いひとたちによるこーした活動を,どの程度(特に甲羅を経た)玄人たちが認識し,リスペクト出来るか,このあたり現在の図書館業界を牛耳る連中の器を計る試金石になります.プロフェッショナルな公共図書館公務員の支持を背景に就任した塩見昇日図協理事長には,彼らをリスペクトするのは無理かもしれませんが,これから「図書館雑誌」や「みんなの図書館」がふなばし駅前図書館の記事を新聞記事のクリッピングではなく,自前で掲載するかどうか楽しみですよ(^^;).

 そんなわけで,彼の(^^;)船橋市図書館が「ふなばし駅前図書館」に対して,どのようなスタンスで臨んでいるのか,いささか興味があります.どなたかご存知ありませんか.

ふなばし駅前図書館

 【ふなばし駅前図書館
 【ふなばし駅前図書館★日誌

 とあるSNSで知ったのですが,千葉県船橋市はJR船橋駅前に船橋Faceビルという施設がありまして(いや,船橋にはもう20年近く行ってないので,現在あのあたりがどうなっているのかはさっぱりわからないんです(^^;)),そこに大学生が設立したNPO法人が期限付き?ながら図書館(公共図書館?)を設立するという話です.某SNSでもさわやかな支援と声援の輪が出来つつあるようで,何よりです.

 うん,壮挙だ(^o^)/.具体的に何が出来るかどうかわかりませんが,とにもかくにも当blogは「ふなばし駅前図書館」を応援します.

2006/03/22

日常(2006年3月22日)

 休日出勤の代休.昨晩はそんなに飲んだわけでもなく,8時には起床する.そんなこともあろうかと思って,昨晩は焼酎しか飲まなかったのさ(^^;)<<ウソです.午前中はWBCの話をテレビで見たり,買い物に行ったり.昼食を適当に摂ったのち,クルマを出して現住所まで戻る.夕食はラーメンで〆.
 帰宅後はリハビリを兼ねて,ネット巡回と4日分のおぼえがき作成.感覚が戻らない(>_<).

 スポニチ【「恋のバカンス」作曲 宮川泰さん死去】実は75歳と言う年齢に吃驚した.考えてみれば,クレージーキャッツと同時代のひとですものね.残念(sigh).

ゲバゲバ90分!

ゲバゲバ90分! ミュージック・ファイル(VAP:VPCD-81254)

 宮川泰追悼(ToT).本当に惜しいひとを失いました.これも軽~いジャズのノリで,音楽だけ取り出しても楽しいし,〈ゲバゲバ90分!〉覚えているひとはその場面を思い出して懐かしい想いにふけるのもいいでしょう.

日常(2006年3月21日)

 休日.朝から東北線に飛び乗り,上野で20年来の親友と待ち合わせ.ところが彼女,定刻に30分遅刻.以前,某所で約3時間待たされて以来,彼女の遅刻には寛大(^^;).最初から30分後が定刻のつもりでこちらも待っていた顔をする.お昼を挟んで,東京都美術館で「第74回池坊東京連合支部いけばな池坊展」,国立西洋美術館で「ロダンとカリエール展」をハシゴ.西洋美術館の常設展示があんなに多いとは知らなかった.おかげで疲労と時間切れで国立科学博物館まで廻れず(-_-;).東京駅へ移動して丸の内オアゾでお茶して丸善のぞいて,再度上野に引き返し上野駅内の居酒屋で夕食にする.さんざん飲んで食べて,実家に戻ったのは午後11時前後.
 また遊んでくださいね(^^;)>>大好きなおともだち.そう,あなたがいてくれるおかげで,僕はこの世で何とか生きているんです.とても大切なカミさんや娘たちと別の意味で,あなたは僕にとって大切なひとなんです.ホントにいくら感謝しても感謝しきれないくらい,感謝してます.ありがとう!

日常(2006年3月20日)

 休日出勤の代休.両親をクルマに乗せて水戸偕楽園水戸の梅まつり〉へ.今年は開花が遅かった分,この時期でもまだ梅が楽しめる(^o^)/.平日なので午前中はボチボチの人出.
 お昼前,観光客が増えてきた頃合を見計らって退散し,笠間笠間工芸の丘に廻ったら茨城県陶芸美術館ともども休館日(-_-;).休日と休日の間なんだから開けてもいいんじゃないのかしらん.これだから(以下自粛).仕方が無いので笠間稲荷神社にお参りし,カワイイお守りなどお土産に購入.
 帰宅して焼き餃子を注文し,それで夕食.昨日今日で300キロ少々走り,我がラフェスたんの燃費はリッター13キロ弱というところ.

日常(2006年3月19日)

 休日.昨晩は酒飲んで帰宅も遅かったのに8時に起床する(^^;).とにもかくにも,朝風呂を浴びてアルコール分を身体から抜く.抜けた頃合を見計らってクルマを出し,まずは昼食でラーメン屋.それからスタンドでクルマにも栄養補給ののち,実家へクルマを廻す.全行程150キロ強で3時間40分ほど.午後4時前には実家に到着.高速道路を使わないので,その分時間はかかるけど,精神的にはそれほど疲れません(^^;).

日常(2006年3月18日)

 仕事.朝一番で勤務先の卒業式手伝い.今回は駐車場で来賓を誘導するのがお役目.もっとも,そもそも誰が来るのかも知らないし,名前を教えてもらっても顔がわからないし(^^;).こーゆう奴にそーゆう手伝いをさせるな(-_-;),と言っても無駄.つつがなくお役目を終了し,ちょっとした備品の移動を手伝ったあと定位置に帰還する.そのあとも本職は手につかず,身の回りの整理整頓など.
 夕刻から謝恩会のため,某先生のクルマで会場に移動.謝恩会は,不慣れな進行に苦笑(^^;)しながらも,楽しい会で何より(^o^)/.いきなりスピーチを振られて,わかっていたのに危うく立ち往生するところだったけど.
 ところで,二次会の会場を幹事が押さえていなかったのが誤算.近所のミスタードーナツで二次会会場が整えられるまで小一時間をすごす羽目に(-_-;).三次会,少なくなったメンバーでカラオケに.「ガッチャマンのうた」褒められるが,いいんだか悪いんだか.中島みゆきの「南三条」歌ってウケをとる.ヴィジュアル系バンドのネタ盛り上がる(^^;).僕が好きなわけではないが,ある事情からネタを振ったのは僕だったりする.
 午前2時ごろ解散,帰宅して3時就寝.

2006/03/17

日常(2006年3月17日)

 仕事.今日も目録&受入作業.楽譜を2件もNACSIS-CATに新規作成する(^^;).クレームが来なけりゃいいが.
 明日は卒業式のあと謝恩会に出席する予定のため,二次会まで付き合ったらblogの更新は無いでしょう(^^;).念のため.

 毎日新聞【4大学・大学院:文科省がデジハリ大などに早期の改善指導】指導の内容は,まだ文部科学省のサイトに上がっていないな.どんな内容なのか,仕事柄ちょっと興味があります.
 読売新聞【風ふけど風車回らず、開発の早大を提訴へ】もうひとつ大学がらみの記事.ありゃ,この件とうとう訴訟沙汰になりますか.うーむ.

 東京新聞【『帝釈人車鉄道』の全容紹介 葛飾区郷土と天文の博物館 きょうから冊子を販売】メモ.

 読売新聞【日本の準決勝進出決まる、米がメキシコに敗退…WBC】起きてはいけない奇跡が起きてしまった(-_-;).これでまた,日本の野球関係者が間違ったプライドを持ったら困る(sigh).

ヴァレーズ/アメリカ

ヴァレーズ/アメリカ@ケント・ナガノ/フランス国立管絃楽団(エラート:8573-85671-2)

 2つの打楽器群とサイレン(!)と管絃楽のための作品.ヴァレーズ(1883-1965)が前衛的な作風に転じてからの「作品1」と目される.前衛と言っても,ヴァレーズの場合は管絃楽から多彩な「音響」を引き出すことに純粋に専念している風がある.その瞬間,瞬間に管絃楽がどのように鳴っている(鳴らされている)かが,ヴァレーズにとって興味のあることだったようだ.
 ケント・ナガノは鋭角に分析的な余り,音楽を寸断してしまったり単調に陥ったりする傾向無しとはしないが,ヴァレーズは元々刹那的に音楽が構成されているので,マーラーあたりではマイナスに作用する要素がプラスにはたらいている(^^;).

2006/03/16

日常(2006年3月16日)

 仕事.今日も目録&受入業務.とあるNACSIS-CATの書誌に所蔵を付けようとしたら,年刊モノで新旧2つの書誌があったものが,統合されてひとつになったばかりの書誌に当たってしまう(ToT).2つの書誌についていた所蔵がそのままダブった形で書誌にぶら下がっているので,そのままではどちらも更新できないのである(sigh).年次が違うんだから,そのままひとつにまとめりゃいいじゃないかと思うのだが,そうは出来ない事情でもあるんだろうか.いやね,そちらの都合で書誌を統合するんだから,こちらに迷惑をかけないように最低限の仕様は何とかして欲しいな,と思うのよ.先日も同じような書誌統合でローカルの書誌所蔵作成と修正に時間食ったものだから,つい愚痴のひとつも言いたくなるわ(-_-;).

 日刊スポーツ【北桜負けても“相撲伝道師”/春場所】こーゆう力士に人気が出るのは,いいですね(^^;).先だっては音羽山親方(元貴ノ浪)が重態に,今日も二十山親方(元北天佑)が緊急入院するなど,このところ大相撲は暗い話題に事欠かないので(>_<),出来るだけ明るい話題が増えるといいな,と願ってます.

 読売新聞【序盤の逸機が最後まで響く…日本、韓国に惜敗 : WBC】弱いから負けるだけでしょ.こんな田舎の大会はもうどうでもいいから,さあペナントレース開幕へGo!

ベルク/3つの管絃楽曲

ベルク/3つの管弦楽曲作品6@ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィル(DG:POCG-30132)

 20年くらい前に,テレビ東京で日曜の昼間に放映していたB級(?)のSF映画(タイトルは全く忘却の彼方)を見ていたら,この曲がBGMに延々と流れているんですよ(^^;).それもほとんど映像と脈絡無しに,取って付けたように.そりゃ確かに新ヴィーン楽派の音楽,特にベルクはSFと相性よさそうですが,いくら何でもその使い方は無いだろう,という感じ.
 カラヤンは,ここでも相変わらず(^^;).

2006/03/15

森有礼,銀座煉瓦街に図書館を開く?に至る前史(その3)

 間が随分空いてしまいました.ご容赦くださいm(_)m

 (承前

 森有礼に対するピーター・クーパーの回答では,クーパー学院の「第十年次報告」が引用されている.クーパー学院の基本理念とそれを具体化した方策が語られる中で,図書館はその最後の箇所で触れられている(以下のクーパーの引用は尾形裕康訳による).


「この学校で行われる訓練を受けた後では,各自は目と耳を通して知識を血肉化しうる用意が出来ております.従って,本や新聞,雑誌,講座等を媒介としてより高度に進歩していけるのです.
クーパー・ユニオンの読書室と図書館は,この要求に応ずるように設計されたもので,昨年中に,その前の年より三千六百六十一人の増加である,二十一万九百十五人の閲覧者がその特典を利用しました.そこはすべての人に開放してあり,切符も紹介も必要でなく,室内で整頓と態度にさえ気をつければ,午前八時から午後十時まで誰でも利用出来るものであります.」

この引用の数行後にある,クーパーによる長大なセンテンスの文章からも一部を引く.

「このように自分たちの労働によって生きようとするすべての人を,(中略)思想を刺激し知識の獲得を促進する無料の図書館によって,(中略)ニュー・ヨークの機械工及び産業階層は,財産と幸運な機会に恵まれた富者のみが持ち得る有利さをもっているのです.」
引き写していて,思わず溜め息が出るような文章ではないか(^^;).その後の森による銀座煉瓦街図書館の構想は,このクーパーの回答に多くを負っているのではないかと推定したくなる.

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バルトーク/ピアノ協奏曲第2番

バルトーク/ピアノ協奏曲第2番@ゲザ・アンダ&フェレンツ・フリッチャイ/ベルリン放送交響楽団(DG:427 410-2)

 かの吉田秀和が推薦する,この作品の古典的名演.そぎ落とされた峻烈な響きが,強烈な印象を残す.

日常(2006年3月15日)

 仕事.目録屋大忙し(^^;).3年前にNACSIS-CATにこしらえた書誌データが何時の間にやら修正されていてわけがわからなくなってますよ(ToT),との連絡をもらい,あわてて確認したら本当にわけがわからないデータになっている(>_<).なんじゃこりゃ,というわけで修正前のデータに再修正し折り返し回答を送る.不思議なこともあるものだ?!

 読売新聞【新聞の「特殊指定」堅持を…新聞協会が特別決議 】今回は,新聞社にとっては間のいいことに,毎日新聞【取材源秘匿:守秘義務違反なら違法 記者、証言拒めず--東京地裁決定】【解説:東京地裁「取材源秘匿は違法」決定 「知る権利」を軽視】こんな大マヌケな決定を裁判所が下したものだから,新聞各社は勢いづきますよ(^^;).

 京都新聞【「出雲」お別れ撮影にファン殺到 ロープ規制、駅員増も】僕も鉄道写真やるので気持ちは痛いほどわかりますが,くれぐれも危険な行為をされないよう,お願いします.安全を守らぬファンが事故ったら,一番悲しむのは〈出雲〉号ですから.

2006/03/14

古楽器占い

 しばらくぶりの占いネタ.
 ばろなごんさんのところ経由で【古楽器占い】をやってみました.結果は「バロックヴィオラ」でした.


バロックヴィオラさんは、サービス精神が旺盛。人当たりが良く、話題と笑顔が絶えないので、あなたの周囲にはいつも人が集まっていることでしょう。しかし実際は人見知りをする性格で、初めて行く場所や初めて接する人の前では、かなりドキドキしているようです。それをカバーするために、トークの才能が花開いたのかもしれません。とは言え、人見知りは場数を踏むことによって、少しずつ解消されていきますからご心配なく。多くの人と接するうちに、あなた独特の話術やセンスにさらなる磨きがかかり、やがて仕事面でそれが生かされることになりそうです。恋愛面でもサービス精神を発揮。相手はあなたの魅力にメロメロになって、どんな恋でも急速に進展しそうです。
 最後の文を除けば,大当たりかも(^^;).人見知りするのはホントだし.
 もっとも,座談は好きだけど「トークの才能」があるわけではないな.昔から,話の腰を折るわけでもなく他人の話を止めるのが得意だったし(^^;).

アイヴズ/ヴァイオリン・ソナタ第3番

アイヴズ/ヴァイオリン・ソナタ第3番@若林暢&トーマス・ワイズ(アルテ・ノヴァ:74321 75495 2)

 アイヴズのヴァイオリン・ソナタでは最も規模の大きな曲だが,作曲家曰く「軟弱な耳に妥協した」作品(^^;).それでも,交響曲第4番にも登場する賛美歌からの引用やら,風変わりな響きを随所にたたえていて面白い.

日常(2006年3月14日)

 仕事.受入作業一日中黙々と.

 神奈川新聞【小田急が9000形さよならイベント開催】,東京新聞【流山電鉄 きょう90歳 首都圏ゆくローカル線 根強い人気】鉄道二題.東京新聞の記事に拠ると流鉄は


昨年八月のTX開業によって利用者が二割余り減るなどの影響が出ており
うーむ,やっぱり影響が出ましたか.関東鉄道は高速バスが大打撃を蒙って鹿島鉄道への支援を打ち切るというし,TXが既存の鉄道に与える負の効果は大きなものになりそう.

「図書館」間の機能分化(おさらい)続き

 【承前

 恐らく,そうではあるまい.記事の登場人物たちは,都道府県立図書館も,市町村立図書館も,同じ「公共図書館」としてカテゴライズしているから,このような騒動(?)に立ち至ったのだと考えるべきである.

 その原因はいくつも考えられるのだが,ことを業界の内部に求められ,考えられることに絞ると,『市民の図書館』に基礎を置く貸出至上主義が,図書館サービスの根本をあくまでも単独館で充足できる(させる)ことにこだわったことに大きな原因があるのではないか.そのため公共図書館の「ネットワーク」(注1)が,現物貸借を中心にした「物流」として限定的に捉えられたのと,貸出至上主義が奇妙にこだわった「予約」(注2)の重要性が,現在の人気商品をどのように確保するか,と言う視点から考えられていたことが大きいと思う(注3).

 しかもこの限定的な意味しか与えられなかった「ネットワーク」でさえ,物流と言う可視化されうるものであったにもかかわらず,必ずしも住民の目に明確に提示されてこなかった嫌いは無いか.表現を変えれば,「利用者の善意」という不確実なものを当てにしていた貸出至上主義者は,「ネットワーク」というバックヤードを演出することを怠り,市町村立図書館が単独で存立しうると言う幻想をばらまいてきたのではなかったか(注4).

 いまひとつ,都道府県立図書館の役割を軽視し市町村立図書館の役割を過大に宣伝しなければならなかった理由が業界にはある.それは戦前戦中の「忌まわしい」記憶である.細部の説明は他書に譲るが,往事に都道府県立図書館が思想善導の担い手として市町村立図書館を下部に置きコントロールする仕組みが存在したことが,未だに公共図書館のネットワーク化を阻害する要因になっているフシがある.少なくとも僕より2世代くらい上までの研究者や現場の業界人が,正面切って公共図書館のネットワーク化について具体策を提示しきれなかったことには,上記の記憶に対する心理的な何かもあったのではないか(注5).

 都道府県立図書館がその任を追うべきデポジット・ライブラリー(保存図書館)の機能については,多摩むすびによる共同保存図書館基本構想の運動があり,これはこれで評価できるものではある.しかし,これとても都立図書館再編へのアンチテーゼとして出現した,と言う経緯があるためか,必ずしも都道府県立図書館の機能を再考するための有力な手がかりとは看做されていないように感じられる.

 迂遠なことかもしれないが,まずは『市民の図書館』を克服し,「知識の提供と流通」に重点を置く,新たな公共図書館政策を策定・提示していく中で,都道府県立図書館と市町村立図書館の明確な機能の分化を明文化し,図書館業界はもとより,政治と行政に働きかけ意識の変革を目指すのが最善の方策だと思うが,時間が残されているかどうか.業界人が変われば,望みはあるような気もするのだが・・・・・・・・・・.

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2006/03/13

日常(2006年3月13日)

 仕事.今日から蔵書点検明けの開館.春季休業中で学生の入りは期待できず(^^;).午前中は公式サイトリニューアルの商談.XOOPSで新しいサイトを作る予定.
 午後は受入作業の準備で終わり.

 読売新聞【「厚顔無恥な詐欺劇」…幻の勝ち越し点、韓国紙が報道 : WBC】要するに,あれは「USAの,USAによる,USAのための大会」だってことが露呈しただけで,そんなものは最初から明らかだったじゃないですか.何を今更大騒ぎしているんですか.連中が自国に有利な判定を下すのも,昭和7年,9年の日米野球からある話で,今更驚くにも値しません.要はホームタウン・ディヴィジョンを粉砕するだけの実力が日本チームに無かったということ.

 高知新聞【最後の卒業生巣立つ 土佐女子短大13年の歴史に幕】もう少しすると,この手のニュースが日常茶飯になるんだろうか(sigh).傷口が広がらないうちに,打つべき手は打たないと.

 神戸新聞【寝台特急廃止 最後の雄姿にファンら大挙 香美・余部鉄橋】この写真の人出はいったい(^^;).

オネゲル/〈ダヴィデ王〉

オネゲル/交響的詩篇〈ダヴィデ王〉(第2版)@ジャン-クロード・カサドシュ/リール国立管絃楽団(EMI:7 54793 2)

 1921年に初演された,オネゲルの出世作.元々は17の楽器と100人の合唱のために書かれた作品だが,オネゲル自らオルガンを含むフル・オーケストラのために書き直した.聖書を知らない上に語学さっぱりなので,この曲もどんな筋なのかよくわからない(^^;)ものの,とても真摯な音楽(と語り)が好もしい録音である.

「図書館」間の機能分化(おさらい)

 僕は大半の公共図書館関係者が,「図書館」という言葉を無意識のうちに公共図書館,あるいは公立図書館と同義に用いているのに反発を感じていて,このblogに限らず自分で使用するときはくどくなるのも厭わずに「公共図書館」「公立図書館」「大学図書館」「専門図書館」という館種を明示してきたつもりである.

 実は,それでもまだ充分ではなかった(^^;).tohruさんの【県立図書館分館の市立化】【足利市の市立化反対】が明らかにしているように,公共図書館を論じるにおいては「都道府県立図書館」と「市町村立図書館」の間にも,明確に分化された機能があり,これらを地方自治体という基盤故に同一視して「公共図書館」というカテゴリーで語ることには,もはや無理があるのではないか.

 このことは,公共図書館業界人には恐らく自明のことであり,このようなことを書いていると日図研や図問研の関係者は「何を今更」と嘲笑を投げつけられそうである(^^;).しかし,tohruさんが引いている新聞の記事においては,どうだろう.業界人が嘲笑の対象にできるほど,都道府県立図書館と市町村立図書館の間にある機能の分化が,記事に登場するひとたちには明確に認識されているだろうか.

 あるいは,塩見昇が自らの論証を固めるために用いるステレオタイプであるところの「研究者と県立図書館の関係者」vs「市町村立図書館の関係者」という図式.この図式は僕が以前も指摘したようにそもそも有効ではないのだが,この図式は都道府県立図書館と市町村立図書館の機能の分化が確立している,というのが前提になっているはずであろう.そんな前提は,業界人の狭いサークル内ならともかく,一般には前提として全く機能していないんじゃないか.

(この項未完につきこちらに続く)

2006/03/12

リヒャルト・シュトラウス/ツァラトゥストラ

リヒャルト・シュトラウス/交響詩〈ツァラトゥストラはかく語りき〉作品30@ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィル(DG:447 441-2)

 カラヤンの旧録音(1973年録音).冒頭からスペクタクルな雰囲気が芬々(^^;).カラヤンの録音で間違いなく後世に残るのはチャイコフスキーとリヒャルト・シュトラウスと新ヴィーン楽派のモノだろう,という見立てをカラヤンが亡くなったときから繰り返しあちこちで語っているG.C.W.氏だが,その判断は今でも変わらない.
 それにしても,ここでのカラヤンは何と自然に振舞っていることであるか(^^;).自分のためにあつらえたが如く,リヒャルト・シュトラウスを振って間然とするところが無い.

日常(2006年3月12日)

 休日.目が覚めたら11時(-_-;).半日フイにしまったぜい.
 ブランチ摂って名古屋国際女子マラソンをテレビ観戦したあとで,食料とガーデニング資材の調達.なに,ガーデニングと言っても「金のなる木」の枝をもらったので挿し木をしようと言う訳です.既にアロエの鉢植えが7つもあったのをひとつ部下に進呈して,残りのうち4つは次の週末,帰省するときに実家にプレゼントするつもり.

 昨晩,「昔のおぼえがき」をPDFでupしなおしました.もう少し軽くなるかと思ったら,却って重くなってしまったようで(-_-;).再度HTMLでupしなおすかもしれませんね.なお,内容については加筆訂正もしてませんし,リンク先なども直してませんので,既にリンク切れしていたり,おぼえがき内のリンクがHTMLのままになっているところなどありますが,ご容赦くださいませm(_)m

2006/03/11

マーラー/交響曲第2番

マーラー/交響曲第2番ハ短調@レオポルド・ストコフスキー/ロンドン交響楽団(BMG:BVCC-38010/38011)

 ストコフスキー晩年の1974年7月,8月録音.ときにストコフスキー92歳(!),指揮者とはかくも長く現役でいられるのか,と感慨に襲われる(sigh).
 晩年のストコフスキーは時にヨレヨレのグズグズな録音も残しているが,これは自然な流れの中にも結構シャンとした背骨が一本通っている演奏になっているか.第4楽章“原光”でブリギッテ・ファスベンダーとテンポが合ってないのはご愛嬌(^^;).

日常(2006年3月11日)

 休日.何故か早起き(^^;).ゆっくり新聞読んで,ネット巡回してから定期通院.何故か数値が劇的に改善している.ここ3週間あまり,毎日ダンベル振り回している効果が出たか.パン屋でパン買って帰宅しブランチ.午後もう一度医者に出かけて予約していた整体.2日前から右肩が痛くて痛くて上がらなくなっていたのでかかってみたら,案の定身体中カチコチ(-_-;).冬場に身体がなまっていたところに,蔵書点検で無理に身体を動かしたから固まっちまった,と.ゴリゴリ言わせるもので,こちらは「痛い!」.面白いことに,痛みが出ていたところにはほとんど手をつけてないのに,背中やお腹を押しまくられてスッキリ(^^;).あるところを押しながら「ストレス溜まってますねえ」ですって(>_<).

 日本海新聞【県民1人当たりの図書館資料費 鳥取県は日本一】これも一昨日からのドタバタで取り上げ損ねたネタ.僕は「県民1人当たり」の資料費を出すことにどれだけの意味があるのか,ちょっと疑問.同じ1億円でも鳥取県と東京都じゃ住民1人当たりの額がぜんぜん違うことくらい,誰だってわかるじゃないですか(^^;).比較するなら絶対数か,さもなければ当該年度の新刊の総額か,あるいは住民が納めた総税額に対するパーセンテージか,じゃないかと思いますよ.

2006/03/10

ショスタコーヴィチ/交響曲第14番

ショスタコーヴィチ/交響曲第14番作品135「死者の歌」@ルドルフ・バルシャイ/モスクワ室内管絃楽団(メロディア:VICC-2117)

 ソプラノを除けば,1969年世界初演のメンバーによる世界初録音.初演時のソプラノはガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ムスティラフ・ロストロポーヴィチ夫人)だったのだが,何しろ当時のソ連のやることだから.
 とにかく,胃が痛くなるような非常な緊張感で一貫している名演.曲も曲だから,始終聴きたくなるような演奏ではないが,憑かれたような表情には一聴以上の価値があるだろう.

学生に読んで欲しい本のリスト配布する

 神戸新聞【学生の読書離れに歯止め 教授らリスト作製 神戸学院大


〇五年春に一期生として入学した一年生に「本を読んでいるか」「図書館は使っているか」と聞いたところ、否定する学生が多かったことから、リストをまとめることにしたという。
 これまた,昨日取り上げたかったネタ(-_-;).リストそのものを確認していないので(ご存知の方,こそっと教えてくださいませんか(^^;))何とも言い難いところはあるけど,大学は何処も同じことで苦労しているようであると,周囲に同情する声しきり_| ̄|○
 そもそも本を読まない,図書館を利用しない大学生が存在すること,そういう連中が卒論書いて(?)大学を卒業できてしまう現状が謎だよな(>_<).大学が社会から「製造物責任」を問われるぞ.

ネットの「影」

 京都新聞【ネットの「影」知って 京都府教委、HPに指導資料集
 京都府教育委員会【情報モラル等指導資料

 これも昨日のネタ(>_<).小中高が対象だって言うけど,僕のところでも使わせてもらおうかしらん? 無防備な学生,結構多いですからね.いつぞやかも「花火がキレイ」とか言ってウィルスばらまいていたマヌケがいたくらいで(-_-;).リテラシーとかセキュリティとか,大学図書館が直接乗り出す話じゃないですよ,と言ってくださる有難い方もいらっしゃるのですが,そーゆうマヌケな話を聞いてしまうと,ねえ(sigh).

ヤスケン,晩節を汚す?

 毎日新聞【村上春樹:直筆原稿が古書店に大量流出 編集者が無断売却

 こともあろうに安原顕ですか(-_-;).ヤスケンは晩年に書いたエッセイか何かで誰かのことを名指しで悪し様に書いていたと,以前〈産経抄〉が褒めていたことがあったのを思い出しましたね.〈産経抄〉は西村真悟のことも褒め称え「防衛庁長官に適任」などと書いてましたが,思想が保守反動ならそのひとの倫理観はどうでもいいようです(^^;).
 それはさておき\(^^\)(/^^)/

 「レコード芸術」で読んで以来,ヤスケンの結構正鵠を突いていた音楽評論とか好きだったんですけど,理由はどうあれ晩節を汚すことになってしまったのは,言動が辛口だっただけに残念ですね(sigh).晩年のヤスケンは,英雄気取りで反・文壇な雑誌(タイトルを忘れた)も出し意気軒昂だったけど,その台所はやっぱり火の車だったんでしょうか.作家の生原稿を無断で持ち出し売り飛ばした理由は,それくらいしか考えられないのですが.

大学図書館の日曜開館を要請

 西日本新聞【大学図書館の日曜開館を要請

 これも,昨日エントリーしようとして出来なかったネタ.ココログがコワレテいる間に,僕が言いたいことは【sh liblog: 「大学図書館の日曜開放を 行政評価局が異例の要請」だそうな】でほぼ言い尽くされてしまいました(^^;).

日常(2006年3月10日)

 東京大空襲の祈念日.東京新聞【東京大空襲記念碑1周年式典 戦争の記憶 未来へ

 仕事.午前中は遅れに遅れた某協議会への統計調査報告書を作成し,メールで送付.
 昼食を摂りながら突然ふっと去年の夏の出来事を思い出し,別の某団体へ「挨拶がねえぞゴラァ」(^^;)と問い合わせのメール出す(「あんたなんか世話したことは無い」と電話口で言い放つ執行部がいる図問研相手ならまだしも,実際にはそんなあからさまな表現はしません).去年エライ目に遭わされた某団体(ここここを参照)が,今年の夏も勤務先の施設を借りて催し物を開くというので,予防線を張っておこうと考えたわけだ.午後,蔵書点検が間に入ったため残っていた今年度の受入書籍を片付けてしまおうと腕まくりしていたら,↑上のメールに返信が来て,丁寧なお詫びがありましたことですよ.こう言ってはナニですが,ここまでの段取りに少々デリカシーを欠いてましたね>>某団体.

 読売新聞【「観世音経」記した679年の木簡、石神遺跡で出土】,毎日新聞【平城京:羅城に城壁としての防御機能ない 独自の特徴】このあたりいろいろ面白そうなのですが,古代史ネタはクリップするばかりで,なかなかblogでは展開できないですね(^^;).

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@niftyは説明責任を果たすべし

INTERNET Watchココログ、会員向けサービスでログインなどができない障害が発生
ココログ【20060310障害情報報告ブログ


【ココログベーシック・プラス・プロ 障害のお知らせ】2006年03月09日(木)22:00頃よりログインしずらい状況が発生しています。鋭意復旧に向けて作業をしております。ご利用のお客様には大変ご迷惑をおかけいたしており、深くお詫び申し上げます。

 @niftyのトップページには終いまで今回のトラブルに関する情報が掲載されなかったので,何が起きていたのかよくわからなかった方もいらっしゃると思います.
 とにかく,ヒドイ目に遭いましたよ(-_-;).昨日,9時から15時までの予定で始まったメンテナンスが17時まで,次いで21時まで延長され,終了したかと思ったら全く管理画面にログインできない(>_<).「ログインしずらい」ではなく「ログインできない」であることに注意.何のインフォメーションも無いまま日付が変わり,今朝方再度ネットにつないでみたら,全く説明責任を果たしていないと思しき上↑の引用文がココログのトップページにあった.挙句の果てにログイン画面から無料のココログフリー(広告が強制)以外のログイン選択が消滅する始末.午後になってようやく【20060310障害情報報告ブログ】が稼動したけど,もちろんコメント欄は炎上するし.blog立ち上げたなら,せめて1時間に1回程度の現状報告があるかと思えば,報告は今のところ13時40分16時10分の2回のみ.何のためにblogわざわざ立ち上げたのやら? ようやく復旧したのが16時前後で,僕などまるまる24時間以上ログインできなかったわけである.僕は確かめてないけど,この間トラックバックもコメントの投稿も受け付けていなかったらしい.

 たまたま昨日は取り上げたいネタが幾つかあり,大変に間の悪いことであった(-_-;).それはこれから徐々にエントリーしていくことにするとして,それにしてもこのところココログはトラブルが頻発している.しかもそのトラブルのほとんどが無料のココログフリー導入以後,フリー以外の有料サービスの方で発生しているところに,@nifty営利企業としてのセンスを疑わざるを得ない.フリーの方が他の有料サービスよりも機能が充実している点など,どう考えたって話が違うだろう.他所でも憶測されているように,広告収入がお目当てで,他を切り捨てにかかっていると思われても仕方が無いんじゃないか.そもそも,昨日のメンテナンスが延長に次ぐ延長だったことへの説明も未だになされてないし,今回のトラブルに関する説明責任を@niftyが果たしているとは,到底言えたもので無いと思う.せめて,もう少し誠意ある謝罪を形にして示して欲しいものだ.

2006/03/08

マーラー/交響曲第10番

マーラー/交響曲第10番嬰ヘ長調(デリック・クックによる演奏会用版)@リッカルド・シャイー/ベルリン放送交響楽団(デッカ:475 6686)

 1986年10月の録音.マーラーの第10番が名実共に,自然なコンサート・レパートリーとなったのはシャイーのこの録音あたりからじゃないかと思う.特別なモノを演奏している,という身構えた力みのようなものが,この録音からは感じ取れない.既に歴史のページと化した作品を,ごく普通に演奏しているという体なのだ.実にシャイーらしい,ベルベットのパフォーマンスである.

日常(2006年3月8日)

 仕事.今日で蔵書点検後期と反省報告書作成は一段落.蔵書点検やっていると,頭のつま先から足のてっぺんまで(^^;)ホコリだらけになるのがイヤ.着替えるのも面倒になるので合理主義者よろしく,通勤時からジーンズ穿いてるワタシ(^^;).明日は点検結果を目録に反映させたり,別の報告書書いたりする予定.

 毎日新聞【高校入試:県立高の入学試験、64校で一斉に実施--1万3479人受験 /栃木】僕にも,そんなことがありましたっけ(^^;).僕は,とある高校を受験して見事に不合格を食ったんですね.で,吃驚したのは僕が落ちるはずがないと思っていた中学の先生方でした.やれやれ(sigh).
 そんな過去もあって,高校入試の記事には今でもちょっと敏感です.

 産経新聞【蘇我氏内紛の現場か 石舞台古墳の隣に7世紀前半の遺構】メモ.

2006/03/07

近頃京に流行るもの

 最近は流行りでんな,こーゆうの(^^;).

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日常(2006年3月7日)

 仕事.蔵書点検,ようやく持ち場を終了し,データの突合せに移る.この部分は,以前のシステムに比べて処理速度が格段にあがり気持ちがいい(^^;).しかし,突合せのデータ絞込みが難しい.勤務先のコードが前の仕様に合わせたままなので,絞込みの組み合わせに知恵を絞ることになる.
 アパートに戻って,反省報告書の手直しを端末に向かって叩いていたら両肘が痛くなってきて,久しぶりにオムロンの低周波治療器引っ張り出して肘に当てながら,それでもキーボードは叩くの(-_-;).肘が終わったら肩だな.

 読売新聞【天武天皇の「内安殿」か、飛鳥京跡に大型建物跡】,毎日新聞【飛鳥京跡:二つ目の正殿跡見つかる 奈良・明日香】メモ.

 毎日新聞【JR東日本:常磐線にグリーン車 来年初から中距離電車で】えー(>_<).一度乗るとグリーン車って癖になるけど(実体験),この方向性は間違っていると思うんだけどな.

オネゲル/交響曲第2番

オネゲル/交響曲第2番@ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィル(DG:447 435-2)

 この録音は発売当時,ちょっとした論争を引き起こしたことで知られる.現代音楽の紹介者として知られたパウル・ザッハーと彼の創設したバーゼル室内管絃楽団のために書かれた作品だが,全体を覆う陰鬱な雰囲気と最後の最後に朗々と鳴らされるトランペットが対独レジスタンスの象徴のように聴かれる音楽を,この曲を第二次大戦中に好んで振ったというシャルル・ミュンシュの死後間も無く(1969年),こともあろうにナチに2度も入党したカラヤンが録音(なお,LP初出は1973年)したのはどーゆうことだ,と言う訳であった.
 ここでのカラヤンも,決して音楽の内面に踏み込もうとせずに,外側の「音楽」を表現することに徹し切っているが故に,却ってオネゲルの音楽の持つ凄絶さが際立つような演奏振りである.

2006/03/06

日常(2006年3月6日)

 仕事.反省報告書修正の合間を縫って蔵書点検,としか思えない進捗状況.本来は逆にならなくちゃいけないのに(ToT).
 疲れ果てて帰宅したら,ちょっぴりウレシイ知らせが届いていた(^^;).明日もがんばろう.

 ココログ提供のアクセス解析に拠れば,今日の9時から10時にかけて当blogに来訪された方の,どなたかが10万アクセス目だったようです.言いたい放題散らかり放題書きなぐっているだけの,斯様なblogにたくさんのご来場,誠に有難く存じますm(_)m

 読売新聞【開幕1試合で…J2横浜Cが足達監督を解任 : サッカー】いくら相手が今季からのJ2昇格組とは言え,開幕戦負けただけで監督のクビが飛ぶ,というのもサッカーならでは(^^;)ですが,次の監督が「アジアの大砲」高木琢也だというのも吃驚ですね.

ストラヴィンスキー/春の祭典

ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」@ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィル(DG:463 613-2)

 1975年から77年にかけて録音された,カラヤンの新盤.カラヤンは「春の祭典」を録音中に,ベルリン・フィルのあまりの鈍重さに業を煮やして近所の喫茶店に駆け込んでジャズを聴きまくった,と言う伝説(^^;)があるらしい.ところがカラヤンの旧録音(1963/64年)について,他でもないストラヴィンスキー自身が不満をとある雑誌で公けにしているそうで(^^;).確かに,ここに聴く「春の祭典」はレガート全開いつものカラヤン流だが,曲の持つバーバリスティックな面をいささか封殺してしまっているキライがある.
 とは言え,曲が何だろうが自分の流儀でねじ伏せてしまい,しかもオケに対する最高の統率力で聴かせるカラヤンという指揮者は,確かに凄い指揮者だったのだな.

2006/03/05

図書館資料費は6年連続減

 京都新聞【図書館資料費は6年連続減 05年度、地方財政難反映

 正直なところ,原理主義者たちのように「図書館は聖域」とは考えてないので,全体のパイが少なくなっている以上は資料費の減少も止むを得ないところだとは思う.しかし,現在の資料購入費は減額に次ぐ減額で今や,蔵書のコアな部分(これだけは公共図書館の機能から考えて絶対に必要と考えられる質と量)を構築するだけの余裕が失われてしまっているのもまた実情.これで業界が猶も貸出至上主義を振り回し続けたら,恐らく日本における「公共図書館」の存在価値が失われる日が来るのは火を見るよりも明らかなことなんじゃないかと思うのだが(>_<).
 自分たちが選択した思想と手段が,廻り回って自分たちの首を絞めていることに,何で気が付かないんだろうか.

日常(2006年3月5日)

 休日.寝坊した挙句に3時間も昼寝してしまい,食料調達以外何もせず,というところ.

 読売新聞【「大家族」税制優遇も、少子化対策協議会を設置へ】国家が取り得るであろう「少子化」とやらへの対応として,最も効果的なことは「何もしないこと」でしょう(^^;).やるべきことは「少子化対策」と言う名の対症療法じゃないことは間違いないと思いますがね.

 毎日新聞【びわ湖毎日マラソン:大工になったオツオリ選手も参加】オツオリやマヤカ(途中棄権)が走っていて,何やら懐かしい雰囲気が一部に漂ってました(^^;).まさかイカンガーは走っていなかったでしょうが.

ラヴェル/ボレロ

ラヴェル/ボレロ@ポール・パレー/デトロイト交響楽団(マーキュリー:434 306-2)

 速い速い速い「ボレロ」(^^;).13分24秒! と,僕の知る限り最も速い演奏で,最も遅いだろうチェリビダッケのそれ(18分11秒,EMI:5 56526 2)より5分あまりも速い.エッジの効いた好演である.
 昔,某雑誌に投稿して自ら取り下げた文章の中でマーラーの交響曲第7番を例に挙げ,演奏時間をとってもクーベリックの72分からクレンペラーの100分あまりまでの振幅がある録音の中から,「伊藤モデル」(図書館選書論における「欲求論」の典型)で何を選べるのか,と指摘したことがあったけど,その例にはこの「ボレロ」の方がわかりやすいな(^^;).

2006/03/04

ラフマニノフ/晩祷

ラフマニノフ/「晩祷」作品37@ポール・ヒリアー/エストニア・フィルハーモニー室内合唱団(ハルモニア・ムンディ・フランス:HMU907384)

 ラフマニノフの傑作合唱曲.演奏がとにもかくにも,美しい(sigh).これ以上美しい人声がありえるのかしらん,と思えるくらい.個人的には,もう少し泥臭い演奏(例えばオレグ・シェペル指揮/ヴォロネズ室内合唱団の録音[GLOBE:GLO5077])が好きなのだが,これはこれで何も考えなくてもいいからね(^^;).

 ところで,このラフマニノフの「晩祷」は何枚もCDが出ているのに,チャイコフスキーの「晩祷」作品52は何故見つからないんだろう? チャイコフスキーの「ヨハネス・クリソストモス典礼」作品41はロシア宗教音楽史上の画期となった作品で,なかなかの佳作.これは僕もCD持っているんだけどね.ラフマニノフにも「ヨハネス・クリソストモス典礼」作品31はあるけど,こちらはあまり面白くない(^^;).

日常(2006年3月4日)

 仕事.休日出勤で入試のお手伝い.受験生の顔がよく言えば引き締まっている(^^;).お昼過ぎ,意外に早い時間に開放されて,いそいそと買い物など出かける.余計なものを買い過ぎる(-_-;).帰宅して,本当は夕方まで束縛されることを見越して出勤中に書こうと思っていた反省報告書の作成をセコセコと.だいたい書き上がったけど,ウチで書いている分,今年度のは何時に無く表現がキツイかも(^^;).エライひとに直してもらおう.

 読売新聞【さらば国電103系、湘南電車113系も引退】既に東北線でも115系が第一線を退いているし,何だか寂しい(sigh).現在投入されているE231系は,外見はともかく中身が気に入らない.人は何時から旅する存在ではなく,単に運ばれる対象に成り下がってしまったのだろう.

2006/03/03

日常(2006年3月3日)

 東京へ出張.とある会議に出席を指示されてのこと.ブツブツ言いながら出かけていったら遅刻した(>_<).出かける先が出かける先だったので,交通機関にこだわった挙句に無駄な時間を費やしてしまい,おまけに建物内で迷った(-_-;).地下1階に出るはずが地下2階の清掃業者さんのブースに入ってしまい苦笑い_| ̄|○
 思ったよりも会議の内容は実のあるもので,まあよかったかな(^^;).

 しかし,首からデジカメぶら下げて行ったら,どこかへ落っことしてきてしまった(-_-;).王子駅で荒川線撮影していたときは間違いなくあったのに,出張先でふと気がついたら見当たらないんだもの.仕方が無いので,会議が終わってから都電もなかを買いに荒川線の梶原駅へ行き,更に秋葉原へ廻ってアキバのヨドバシカメラへ出向いて安いデジカメを探しましたよ.で,新製品だと言うペンタックスOptio M10を購入.大誤算のエライ出費だ( -_-)=○()゜O゜).

 気分を落ち着けて東京駅のステーションギャラリーへ.あと3日で終了の前川國男展,さすがの盛況(^^;).図書館関係者としては,国立国会図書館の展示が見当たらなかったのがちょっと残念でしたが,なるほどこれが日本の建築におけるモダニズムと言うものか,と感じ入りました.図書館業界人は前川は前川でも,国会図書館や神奈川県立図書館とか学習院大学図書館とか紀伊国屋書店新宿本店とか見る機会があったら,前川國男の名前を思い出すのも一興ですぞ(^^;).会場で好みのタイプの女性を見かけて,ちょっとトキメいたのは内緒だ(^^;).図録2500円也買って来ましたが重かったこと(^^;).
 【生誕100年・前川國男建築展 / Mayekawa Kunio,a Japanese modern architect】参考にこちらもどうぞ.

チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35@ミッシャ・エルマン&エイドリアン・ボールト/ロンドン・フィル(ロンドン:POCL-4594)

 いやもう,あっちへフラフラ,こっちへフラフラ,次の瞬間何処へ行っているのかわかったもんじゃない,という感のあるヴァイオリンが縦横無尽に情緒纏綿と歌い上げるチャイコフスキー(*_*).オケがヴァイオリンから開放されると,途端にインテンポで堂々たる演奏になるのが可笑しい(^^;).
 間違っても最初に聴いちゃダメ.セカンド・チョイスでも妖しいもので,5枚目くらいに聴くのが相応しいんじゃないかしらん.

2006/03/02

誰も見てはならぬ(^^;)

 見てしまったら逃げられませんぜ(^^;).

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日常(2006年3月2日)

 仕事.朝から蔵書点検に入る.久しぶりの楽譜棚から.もともと,楽譜の整理は就職2年目くらいから,勤務先で一番詳しい(ことになってしまった)僕の担当.蔵書点検でしばらくぶりに来て見ると,何ともまあ(>_<).
 知ってるひとはご存知だた思うけど,楽譜にもいろいろ種類があって,ポケットスコア(ミニアチュア・スコア)と呼ばれる小型の管絃楽譜から大型の演奏会用楽譜まで種々雑多なものがあるので,排架するだけでも一苦労.幸い,勤務先には指揮者用の総譜やオケのパート譜は無いので,それだけでも保存は楽なのだが,さすがにポケットスコアは別置きにしているものの,ピアノ・ピースから「平均律クラヴィーア曲集第1巻」で1冊になっているものまで作曲者順で並べているので,一段の棚に70~80冊くらい入っていることもある.しかもバーコードの貼付場所が,途中で方針の変更があってバラバラ(-_-;).全部外側に貼ってあれば,もう少し楽なんでしょうが.
 途中で別用が入ったこともあり,今日は1日で1700冊読み込むのがやっと.MDウォークマン中途でバッテリーあがっちゃうし_| ̄|○.おまけに明日は出張を命じられているので,貴重な1日を無駄に消費する予定(sigh).

ブラームス/ピアノ五重奏曲

ブラームス/ピアノ五重奏曲ヘ短調作品34@クリフォード・カーゾン&アマデウス絃楽四重奏団(BBC:4009-2)

 ブラームスはチャチャチャを書いてます(^^;).
 1974年11月17日,ロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールでのライヴ.気迫のこもった素晴しい演奏である.ピアノと絃が真っ向からぶつかるというよりは,ピアノと絃が寄り添いながら一致団結して前進する,という感じ.アンサンブルの愉しみが伝わってくる.

2006/03/01

日常(2006年3月1日)

 仕事.今日から蔵書点検.今年度から半期に半分づつなので,去年までに比べれば楽なのかなあ(*_*)? さらに今回は,システムを換装して初めての蔵書点検で,今までノートパソコン+バーコードリーダーだったのが専用バーコードリーダーでの作業になる.僕自身は,今日中に反省報告書のための統計作成を済ませなきゃならなかったので(報告書自体は週末書く),実質作業には明日から入ります.

 【大好き★蔵書点検。。 ―春の特別整理期間 その①―-アルバイト司書の図書館日記】蔵書点検が好きだなんて,何てうらやましい(sigh).僕は花時雨さんの,爪の垢を煎じて飲まなくちゃいけません(>_<).それほど,蔵書点検はキライです.最近はMDウォークマンが作業中,まるでドラッグみたいに手放せません.これが無いと集中できません.明日は忘れずに持参しなければ.
 

社会の「要素」としての公共図書館

 【愚智提衡而立治之至也: 「役に立つ公共図書館」が排除するもの】について,【読書日記のおまけブックマーク/ 2006年02月28日】にてコメントいただきました.

 当たりです(^^;).

 出来れば「必要性」どころか,社会を構成する必要不可欠な「要素」として図書館,就中公共図書館を位置づけるのが理想です.ひとつでも失われると完成しない,ジグゾーパズルの1ピースとして.決して「The One and Only」ではなく,「One of Them」としての概念であり,存在であるものとして.少なくとも公共図書館が存在することが,その地域社会が「普通」であることを意味するものとして.

 そーゆう概念として「図書館」を根付かせたいですね.個々のユーザーは,その果実として図書館の存在を享受出来るようになるのが望ましいと考えてます.

マーラー/交響曲第6番

マーラー/交響曲第6番イ短調@ジョン・バルビローリ/ニュー・フィルハーモニア管絃楽団(EMI:7 67816 2)

 異形の第6番.ゆったりしたテンポで,ひとつひとつのフレーズを慈しみ,噛み締めるように音楽を進める,晩年のバルビローリの芸風が全開している名演である.

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