ペッピング/交響曲第2番
エルンスト・ペッピング/交響曲第2番@ヴィルヘルム・フルトヴェングラー/ベルリン・フィル(メロディア:MEL CD 10 00725)
1943年10月30日,ベルリンの旧フィルハーモニーでのライヴとされている録音.10年ほど前に,第二次大戦後旧ソ連がドイツから戦利品として持ち去った帝国放送局のマグネットフォン録音からメロディアが復刻し新世界レコードが日本で発売したCDである.
エルンスト・ペッピング(1901-1981)はドイツの作曲家.フーゴー・ディストラー(1908-1942)などと並び20世紀前半を代表するドイツ教会音楽の担い手のひとり.ナチスに迎合・追従した作曲活動を行い,その時代には取り上げられる作品も多かったようである.交響曲第2番はフルトヴェングラーが初演しているが,フルトヴェングラー自身の作品と大差ない,後期ロマン派の様式で書かれた悲愴感溢れた闘争的な音楽.フルトヴェングラーの指揮が,悲愴感をいやがうえにも助長する.
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