エルガー/ヴァイオリン・ソナタ
エルガー/ヴァイオリン・ソナタホ短調作品82@五嶋みどり&ロバート・マクドナルド(SONY:SICC339)
フランクとのカップリング.G.C.W.氏,交響曲はともかく,室内楽にはかなり疎くて名前は知れども実際に聞いたことのある作品はごく少ないので,このエルガーもこれまで聴いたことが無いしCDも所持してなかった.
先日『のだめカンタービレ』第6巻で,のだめと千秋が弾いているのを読んで気になって(^^;).今日街へ出て探したら,レコード屋2軒とも置いてあったのがこれ.実は五嶋みどりにもこれまであまり興味が無く,手元には楽々と綺麗に弾いているパガニーニの〈24のカプリース〉作品1(SONY)がある程度.これもあまり期待せず,作品がわかればいいか,くらいの調子で購入する.
うん,確かに格好いいぞエルガー(^^;).五嶋みどりの演奏は,第1楽章はテンションが非常に高いのに,楽章が進むにつれてどんどん冷静になっていくように聴こえるのは気のせいか.終楽章の後半からまた,俄然テンションが上がってあとは豪快に弾ききっているのだが.
ちなみにカップリングのフランク/ヴァイオリン・ソナタは,さすがに堂に入った演奏で格調高く弾かれている.曲の違いもあるのかな.
ウチのカミさんに言わせると,五嶋みどりの演奏はあまりヴァイオリンらしくないんだそうで「あんなにキレイにサードポジションを弾かれるのは,ちょっと」との由.ウチにはルッジェーロ・リッチが弾くパガニーニのカプリース(デッカ)もあるけど,リッチの方が「ヴァイオリンらしいヴァイオリン」なんだそうだ.
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