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2005/11/10

「共同声明」の話続き

 例の「共同声明」ようやく本文日本文藝家協会のサイトに掲載され,その全貌が明らかになりました.一方,図書館系blogで取り上げるところも出て来てます.

DORAの図書館日報: 共同声明:図書館貸し出し補償求める 文芸家協会など

日々記―へっぽこライブラリアンの日常―: ソーシャルブックマーク的覚え書き

Copy & Copyright Diary - 文藝家協会らの声明
Copy & Copyright Diary - 文藝家協会らの声明 追記

Library & Copyright: 文芸5団体の公貸権関連声明(長くてすみません)

Verba volant, scripta manent.: 「図書館の今後についての共同声明」?

今回の声明が出された背景については,上にも挙げたLibrary & Copyrightの記事が詳しいです.

 で,勤務先でもこの話題を出してみたのですが,みんなの一致した意見が「自分たちの利益のために,公共図書館をダシにしているだけ」(^^;).共同声明に挙げられている要望のうち「③ 国家または公的機関による著作者等への補償制度の確立。」が唯一の目的であることは,火を見るよりも明らかであると.Library & Copyrightに拠れば,この声明の取りまとめの中心人物たちは,当初は日本図書館協会もこの声明に名前を連ねさせようと工作していたようで,何とも身勝手なことでありますね.

 しかし,三田誠広というヒトも無駄に行動的なのはさておき,これで本当に自分たちの利益が計れると信じているのでしょうか.徒らに余計なことばかり推し進めて,公共図書館も作家のみなさんも共々足元を掬われるような羽目に陥らなければいいのですが.

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コメント

 うーん,どうもトラックバックが上手くいきません(-_-;).成功したところと失敗したところと,色々で申し訳ありませんm(_ _)m

こちらには無事トラックバックが届いておりました。
「ダシにしているだけ」、全く同感です。1個目と2個目の要望が付け足しにしか見えないのはちょっとどうかと思います。

まちの図書館屋さんとして「司書の増員についての心配までしてくれてありがとう」と皮肉たっぷりに言ってやりたい心境ですよ。全く「ダシ」にもならない愚行だと思います。
自治体に対してそんな要求を掲げるのは大きなお世話だし、司書の問題は自分達で解決しなければいけないこと。もっと言わせてもらえば「越権行為」ですよ。こういった一連の行動が逆に図書館を窮地に追い込む結果にならなければいいのですが。

>>みなさま

 それにしても今回,5団体は馬鹿な声明を出したものです,ホントに(^^;).

 別稿で少々カッコよく書きましたが,あからさまに言えばみなさん「お金」が欲しいのだな,と.それ自体は別段非難する謂われも無いですし,わたしも「お金」はいろいろな意味で欲しいもの(^^;)ですが,それにしても物事には順序も秩序も品位も必要だろうに,と思います.

 わたしが今回の件である意味危惧しているのは,図書館系blogには決して出て来ない公共図書館業界のパターナリズム信者(図問研の如き,『市民の図書館』をバイブルだと言う貸出至上主義者のような連中)が文壇・論壇に対しステレオタイプの「共同声明」非難を繰り広げることなんです.ステレオタイプ同士の馴れ合いにも似た非難合戦ほど不毛であり,かつ相互不信を増幅するものは無いわけです.そのところ図書館系blogによる「共同声明」批判はわきまえているところが多いと感じてますが,日図協や日図研,図問研の舵取りをする方々は概ね保守的な方々なので,不毛な非難合戦に陥る危険性は常に孕んでいると思います.

 そんなわけで,わたしは今回の「共同声明」をひつじ書房の松本功さんがどう論評するか,すこぶる興味があります.

ひつじ書房
http://www.hituzi.co.jp/
房主の日誌
http://www.hituzi.co.jp/kotoba/nkmokuj.html

TBありがとうございました。
今回の宣言に関しては,図書館の現場にいらっしゃる方々は非常に複雑な気持ちで受け取られたことだと思います。
現場ではない立場から見ても“図書館に置かれるべき良書”について,なぜ図書館およびサービスコミュニティ以外から言われる必要があるのかと,さらにそれがどうして“出版文化の危機”につながるのかと。それが一番気になりました。
G.C.W.さんの言われるとおり,非難合戦のような不毛な戦いにならないことを期待します。(それにしても本来これらのことに関しては,個人レベルではなく団体として「速やかな」対処が必要ですよね。)

>>CKKさん

 コメントありがとうございました.
 図書館関係団体の動きの悪さは,神戸の震災からこちら個人的にも幾度となく経験してきたことなので,もうほとんど当てにしていません(^^;).団体の事務局や執行部に何を言っても動こうとせずに時間ばかりが過ぎていく,という経験を散々してきました.

 それでも,先週配信された日図協のメルマガが,この「共同声明」に言及していたのが多少目を引きますが,その実「東京で起きている出来事だからでしょう」というのがわたしの周囲の見方です.こーゆう見方をされてしまうところに,日図協の組織が脆弱化している原因のひとつを見てしまいます.

 doraさんのところでも「なかなか動かない業界団体」への苦情が語られてます.
DORAの図書館日報: チーズスティックを食べて冷静に
http://dora-hikarilibrary.air-nifty.com/diary/2005/11/post_7628.html

 みんな見ているところは同じのようです.

 これからもよろしくお願いしますm(_ _)m

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» 図書館の今後についての共同声明 [DORAの図書館日報]
図書館の今後についての共同声明(日本文藝家協会ホームページ) やはり、一方的な要 [続きを読む]

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【DORAの図書館日報: 今日のひと(他人)言】  G.C.W.氏は,もう15年 [続きを読む]

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