マーラー/交響曲〈大地の歌〉
マーラー/交響曲〈大地の歌〉@ガリー・ベルティーニ/ケルン放送交響楽団(EMI:3 40238 2)
これはジュリーニの〈大地の歌〉(DG)とは違う,徹頭徹尾此岸の音楽ですね.とはいえ,バーンスタイン(デッカ)のように俗世で苦しみもがきのたうちまわっている音楽でもない.もう少し現実主義的というのか,「人間の身の丈で共感できるマーラー」と表現するのがいいのかな.
それはどれだけ熱くなっても音楽のフォルムが崩れないベルティーニの美質からそう感じるのかもしれない.オケの美しさについては言うことなし.
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