檸檬
【日々記―へっぽこライブラリアンの日常―: 丸善京都河原町店の閉店と檸檬】で紹介されていた朝日新聞の記事【閉店惜しみ置きレモン 小説「檸檬」ゆかりの京都・丸善】がasahi.comに上がっていました.檸檬が入った籠の写真もあります(^^;).
近所に住んでいたら,間違いなくG.C.W.氏も檸檬を置きに行っているでしょう.
ところで,G.C.W.氏もMIZUKIさん同様,「檸檬」と言われれば,お茶の水の聖橋から電車に向かって(違)檸檬を投げる歌を思い出す方で,今日まで梶井基次郎(1901-1932)の「檸檬」は読んだことがありませんでした.それじゃあと,今日も休日出勤でヒマだったのを幸い,書架から筑摩書房の『現代日本文学全集』第43巻というのを引っ張り出してみました.すると「檸檬」は3段組3ページほどの掌編だったので,お茶の時間に読み始めたのですが,これが思ったより難儀で(>_<).さすが大正文学の誉れ高き名作なだけのことはある,と感心してみたり.何とかお茶の時間内に読み終わらせることが出来ましたが,どうも読むのが20年は遅かったようです(sigh).
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コメント
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こんにちは。
私もずっと以前、兄弟の手持ちの文庫を斜め読みしただけでした。今回青空文庫で読み返してみて、ああ、これは10~20代じゃないと書けない小説だな、と改めて思いました。
檸檬=聖橋。やはりそう結びつきますよね(^^)。
他にも同意していただける方はきっとたくさんいらっしゃるはずです。
投稿: MIZUKI | 2005/10/03 08:22
聖橋ならば、「投げる」のではなく「放る」としなくてはいけません。それも「盗んだ」檸檬じゃないとね。
投稿: への | 2005/10/03 12:30
>>MIZUKIさん
TB&コメントありがとうございます.
梶井基次郎はホントに読むのが遅すぎました.あの感性には中学生か高校生の頃に出会っておくのが正解ですね.今となってはフンフンと「分析」を始めてしまいます(-_-;).あーやだやだ.
「檸檬=聖橋」こちらは確か中学生の頃に出会ってまして,AMラジオで売り出しのCM聞きました.シングルヴァージョンよりアルバムヴァージョン(〈私花集〉収録だったですか?)の方が好きです.前奏のぽつねん,とした雰囲気が歌詞にふさわしいような.
投稿: G.C.W. | 2005/10/03 22:48
>>へのさん
その部分,勿論ジョークで「電車に投げる」って書いたんですってば(^^;).何せ当初エントリー前には「電車に向かって檸檬をぶつける」って書いたんですよ.でもニュースでこんな事件↓を見てしまうと,さすがに「ぶつける」とは書けませんで,何だか中途半端な格好になってしまいました.失礼.
走行中の電車に投石、西武池袋線で4件目…同一犯か : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051003i404.htm
投稿: G.C.W. | 2005/10/03 22:53