読売新聞〈教育ルネサンス〉が図書館を取り上げる
読売新聞の連載〈教育ルネサンス〉で昨日今日と図書館が取り上げられているわけですが.
読売新聞【生かす図書館の力(1) 学校に“専業”司書派遣】
読売新聞【生かす図書館の力(2) “民営”続々 新サービス】
紹介している事例に対して大方好意的で,図問研や日図研や学図研のプロパーが読んだら激怒しそうな(^^;)連載だな,というところ(^^;).G.C.W.氏が大きく頷いたのは,連載第2回で公共図書館にPFIを導入した桑名市の生涯教育課長が述べている
「サービスがよければ、利用者にとっては実施主体は関係ない」
これは「真理」だよ(^^;).15年程前からG.C.W.氏も同様の主張をしているけど,業界的にも司書資格をもった人間がやるべきサービスをこなし,なおかつ「図書館の自由に関する宣言」「図書館員の倫理綱領」等を学習・実践していれば,公共図書館員が公務員でなければならない理由はひとつも無い,と言い切ってもいいんじゃないかと思いますね.堺市の図書館を考える会のような,あからさまな民業蔑視は,これからはもう通用しないだろうと.第一,公共図書館の経営を労働争議とごっちゃにされては困る.
そもそも指定管理者制度や公共図書館の委託に反対する連中は,私立大学の図書館員をどう思っているのやら,はなはだ疑問なんだよね.私立大学は学校法人という立派な民業なんだけどさ.
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