今日のBGM
グレインジャー/吹奏楽作品集(グレインジャー・エディション第4巻)@ティモシー・レイニッシュ&クラーク・ランデル/ロイヤル・ノーザン音楽院吹奏楽団(シャンドス)
グレインジャーはひとつの作品にいくつもの演奏用ヴァージョンを作っていた.例えば〈Molly on the Shore〉では作曲者自身の編曲だけでも7つ,他者の編曲が11もあるそうだ(参考:Grainger List of Works in Japanese | グレインジャー作品目録日本語版).このCDを聴いていても,グレインジャーには交響曲のような長く構成的な音楽を創るのが向いていなかったんじゃないか,という感じはする.ひとつの作品を何度もアレンジして提供する,という行き方は本人の意識的な選択でもあったようだが,向き不向きの問題でもあったのではないかしらん?
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