今日のBGM
アルトゥール・シュナーベル/交響曲第2番@ポール・ズーコフスキー/ロイヤル・フィル(CP2)
大ピアニストのシュナーベル(1882-1951)は,同世代の大指揮者フルトヴェングラー(1886-1954)同様,演奏活動の傍ら作曲も残したが,いま聴くことの出来る作品に聴く限り,演奏家としては同じような芸風であるにもかかわらず,その作風は天と地ほども(^^;)違った.二人が残した「交響曲第2番」に録音があるが,フルトヴェングラーのものは演奏同様に英雄的で闘争的な作品であるのに対し,シュナーベルのそれは12音技法を駆使した晦渋な音楽である.共通するのは,どちらも長大な演奏時間を要すること(^^;)で,フルトヴェングラーは約80分,シュナーベルも約60分かかる.音楽として面白いのは,断然シュナーベルの作品.
・・・・・・聴き疲れがするという点では一致するのか(-_-;).
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