国立国会図書館長の給与削減
産経新聞【改正国会図書館法きょう成立 館長給与を減額…法制局長並みに】,毎日新聞【衆院:国会図書館長の給与 年間2912万円に引き下げ】,京都新聞【国会図書館長の給与減額 高額批判、改正法成立】
Library & Copyrightさんがここ数日,精力的に取り上げていた国立国会図書館館長の給与問題が決着.
本来は給与を下げられたことよりも,産経の記事で穀田恵二議員がコメントしているように,国会図書館長の格付けが下げられたことの方が重大なのだが,どうしても世間の目は「国会図書館長の給与引き下げは、衆参両院の事務総長の天下り先でありながら事務総長よりも高額」の方に向いてしまっているようだ.これも,本来は給与の高額であることが問題なのではなく,給与に相応しい人材を国立国会図書館に迎えることなく,長年にわたって官僚の天下りポストとして館長職を扱ってきたことが本当の問題なのだが,産経をはじめとするマスメディアは何故か「天下りを見直せ」とは書かない(^^;).
で,結局形はどうあれ天下りを受け入れて来た格好の図書館業界が,国会のツケを支払う羽目になってしまった(sigh).
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本日の衆議院本会議で可決成立したそうです。 朝日と産経の朝刊に載っていました。産 [続きを読む]
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