ガリー・ベルティーニ死去
読売新聞【マーラーの世界的権威、指揮者のベルティーニ氏死去】
以下3月19日追記.
ベルティーニはG.C.W.氏が生演奏(1985年3月,ゆうぽうと簡易保険ホール)を聴いた数少ない名指揮者で,その曲目はマーラーの交響曲第5番だった.実に動きの激しい鋭角的な指揮ぶりで,都響から熱のこもった素晴らしい演奏を引き出していたことが記憶に残っている.都響自体は未だし,という感じ(特に金管)ではあったものの,最後にはスタンディング・オベイションでオケが引っ込んだあともベルティーニを舞台に呼び戻したほどの拍手が続いたことを,今も鮮やかに思い出すことが出来る.
政治的にはシオニストだったらしいが(イスラエル政府に毎年寄付を続けていたとか言う噂を聞いたことがある),もう少し健在でいて欲しかった指揮者だった.
「音楽」カテゴリの記事
- 「芸術音楽」と「商業音楽」という区別は聴き手にとって既に有効ではないのでは?(2014.02.15)
- 音楽から受け取るもの(2009.04.29)
- クラヲタに100の質問(その3)(2006.11.22)
- クラヲタに100の質問(その2)(2006.11.19)
- クラヲタに100の質問(その1)(2006.11.12)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント