メモ
図書館員は何の専門家なのか,という話についてのメモ.言葉の厳密な定義については目をつぶってください.
カオスをコスモスに仕立てて提供する能力と技量.
そのままではバラバラで使えない「知識」を,必要に応じて「情報」に編成し,必要としているひとに提供する.「知識」は秩序だてた編成が行われなければ「価値」を持たない,と考えれば,「知識」を「情報」として編成することにより,何らかの「価値」を与えることが出来る技量にもそれなりの価値を見出すことが出来るのではないか.
でね,日図研あたりが言っている「下からの図書館学」だけでは,やっぱりこれからの図書館を支えていくためのグラウンドデザインを考えるのは難しいし,図書館員を専門職として語る言葉を見出すのは無理だと.何とか「上からの図書館学」をきちんとやって,いわゆる「体系」というものを考えなければダメだろうね.単なる「本のインフレ」だけじゃない,図書館の価値を創り出すためにも,図書館員が何を以って専門職だと言えるのかを早急に定義づけなければ.
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