今日のBGM
ハルトマン/交響曲第1番“レクィエムの試み”@フリッツ・リーガー/バイエルン放送交響楽団(ヴェルゴ)
カール・アマデウス・ハルトマン(1905-1963)は8曲の交響曲を残したドイツの作曲家.1933年から1945年の間はナチに協力せず国内亡命を敢行した.バルトークの如きリズムとアルバン・ベルクにも似た分厚いオーケストレーションによる,ウェーベルン風の乾いた情念の噴出が身上だが,セリー技法は採用していない.
第1番はウォルト・ホイットマンの詩から歌詞を取った作品で,1936年にカンタータとして作曲が始まり,1938年に〈交響的断章〉と名が変わった後,交響曲第1番となった.この曲についてハルトマンは「理想は死によって窒息させられることは無い」と書いているそうである.
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