今日のBGM
レーガー/シンフォニエッタ作品90@ハインツ・ボンガルツ/ライプツィヒ放送交響楽団(ベルリン・クラシックス)
一般的に“sinfonietta”とは「小交響曲」を意味する言葉だけど,マックス・レーガー(1873-1916)のそれは演奏時間50分ほどの大作(^^;).内容的にはブラームスから片やシェーンベルクへの,こなたコルンゴルトへの架け橋みたいな音楽で,何となく聴いていると今何処を聴いているのかわからなくなってしまいかねないくらい,何処をとっても同じような響きで一貫している作品.「何処をとっても同じような響き」という印象は,レーガーの他の作品でもしばしば感じられる.けっして単調な音楽ではないのだが,実に小難しく創られているため,却ってある種の退屈を呼び起こすというわけである.
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