今日のBGM
ショスタコーヴィチ/交響曲第9番変ホ長調作品70@エリアフ・インバル/ヴィーン交響楽団(デンオン)
嬉遊曲的なこの作品のモデルはベートーヴェンの第8番でしょう(^^;).聴き手はまたしても道化と悲劇に引き裂かれた作曲家を聴くことになるわけですが,インバルの録音では第2楽章が幾分皮肉っぽく演奏されていて,よくもまあショスタコーヴィチはこの作品を,スターリン政権下の戦勝交響曲として提示したものだな,という気になります.恐るべき自信というか,何と言うか.
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