日本図書館協会は何処の国の図書館協会なのかなあ?
本日配信された日本図書館協会のメールマガジン.スマトラ沖地震に関する言及が全体の3分の1近くを占めている.メールマガジンを見た同僚が「新潟県中越地震のときは図書館が被災していても,気の毒なほど冷たい扱いだったのに,どうして外国の災害には大きな分量を割くんでしょうね」と首を捻っていた.G.C.W.氏は「IFLAや被災地の国立図書館から依頼があったからでしょう」と答えておきましたが,それに相違ありませんか>>日図協の方.
要するに対応が事務的・官僚的なんでしょうね.災害復旧支援について依頼があれば広報はするけど,依頼の無いところは無視してもそれは依頼をしないのが悪いのであり,依頼の無いところには対応しなくとも別段良心が痛むわけでもない,というのが事務当局の言い分なんじゃないかな.それが証拠に,昨年の新潟県中越地震発生直後の配信にもかかわらず,災害により全国図書館大会の参加者が減ることだけを心配していたメールマガジン228号が公開されているからリンクしておきます.
今後東京・横浜圏や東海圏で発生すると予想される大災害が万が一発生したとき,日図協がどう対応するのかについては,注視する必要があるでしょう.昨年相次いで発生した災害における図書館(もちろん館種を問わず)の被害を日図協が資料として,何らかの形でまとめるのかどうかも含めて.
こーゆう落穂拾いこそ,図問研あたりが小回りを効かせて「みんなの図書館」あたりで発表してしまえばいいモノを,寡聞にしてそのような動きがあることは聞いたことが無いわけで(-_-;).日本国憲法第9条も大切ですが.このあたりが疎かになるようではね.
(2005年1月20日改稿)
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