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「貸出至上主義者」度チェックβ版

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ほし2

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2005/01/14

補足

 こちらの記事について「よくわからない」という声を伺いましたので補足します.

 何故G.C.W.氏がこの文脈で「目録作成業務」のことを持ち出したか,それは誰かが以前言っていた「カウンター業務の委託に反対するのであれば,どうして目録作成を業者に丸投げしたのか」という意味の言葉が常に引っかかっているからです.『図書館に訊け!』(ちくま新書)にて紹介されたエピソードが物語っていたように,そもそも図書館司書の専門性を主張するときの業務の筆頭にあったはずの目録が,今やカウンター委託に反対している方々の間でも「委託できる業務」とされているのは何故なのか,そこがどうしてもよくわからないわけです.なるほどカウンター業務は「ヒトを知る」ために必要な業務でしょうが,カウンター業務を守るために「資料を知る」ことが生贄にされていると感じるのはG.C.W.氏だけですか.
 これに関連して,ある友人から以前「最近の新人は目録が書けないから郷土資料を扱うことが出来なくて困る」と聞いたことがあったのも頭にありました.過去の目録業務が「資料を知る」ために行われていたものかどうか,ということには,確かに一定の疑義はありますが(^^;),それにしても公共図書館の業務計画から目録業務がすっぱり切り捨てられているのを見るのは寒心に堪えないのです.

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コメント

初めまして。

>図書館司書の専門性を主張するときの業務の筆頭にあったはずの目録
これには納得します。
ただ,その専門性ゆえに,目録を担当しているか,担当したことのある人物は,目録作業の崇高さを誇らしげに語り,本当に利用者にとって有効なものになっているかを見過ごしがちなのが,図書館業界で働いていて最も辟易している点です。

若い人ではあまり多くないですが,昔ながらのカタロガーは,そういう人物が多いのでかなり困ります。電子資料について,既存の目録の文法を,有効性の検証もいい加減なまま持ち込もうとする傾向も強いですし。
目録という専門性,またその委託に関する意見には同意するのですが,視野狭窄な図書館員を醸成する場になっているようにも見えるので,諸手を挙げて賛成もできないなぁ,という印象です。

私もaoさんのご意見に賛成です!
何だか「目録第一主義」的な感じがしないでもないというか・・・。件名について、結局件名付与者しかわからなくなっているということにも現れてますよね・・・。

>>aoさん,南@NDLさん

 コメントありがとうございます.
 貸出至上主義を経験してしまった公共図書館にとって,「ビジネス支援」の導入が過去の古色蒼然たる公共図書館への復帰を意味しないのと同じように,レファレンスと情報検索の重要性を認識した公共図書館において目録の重要性を説くことが,旧態依然たるカタロガーが跋扈する古臭い図書館業務への回帰につながるとは考えてないのですが,見通しが甘いですか? 外国の事例とは言えRedLightGreenなども試みられているわけですし,今後の目録作成業務は,検索の利便性の確保を抜きにして語ることは出来ないと考えてます,わたしは.

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