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2004/12/12

北九州市立図書館への指定管理者制度導入

 昨日のエントリー【志ある司書はベストセラーを選書しない?】に関連して,「平成16年度第2回北九州市立図書館協議会 会議録」という文書を見つけたのでリンクしておきます.質疑の部分がなかなかスゴイですよ(^^;).誤解されても困るので,気になったところをそっくりコピー&ペースト.

 「導入に伴うメリットを見る中で、私は、良くなる部分がけっこうあるんだな、ということを実感しています。図書館に必要な司書が75%以上確保ということが条件ということで、ここは良くなるなと思います」(協議会委員)

 総合職をよしとする日本の公務員制度の下では,政治家(≒市長,議員)が発想を変えない限り図書館司書が専門職として自立するのは不可能.司書の側には,司書を専門職として確立できるだけの学説も実績も政治力も無い.「専門職」確立の失敗は,ここ30年余りにわたって日図研図問研が牛耳ってきた図書館業界における専門職政策と戦略・戦術の失敗であり,失敗の責任を両団体の政策立案部門もしくはイデオロギー部門が負うべきもの.

「私としては大賛成で是非やっていただきたいと思いますし、我々図書館協議会の委員というのは図書館の管理運営に関して意見を言うのであって、この制度に関して、立場上良い悪いを言うのではないと思うのです。」(協議会委員)

 それは幾ら何でも強弁が過ぎるような気が(^^;).「指定管理者制度」の導入が,「図書館の管理運営」に関する問題では無いというのは,少々認識が甘いんじゃないでしょうか.

「図書館は市民の皆さんがおいでいただくのにお金を取るということになっておりませんので、委託した指定業者の人がいくらたくさん市民を呼んでも、どんどん収入があがってくるという制度にはなっていません。市との委託の関係が民間の業者にとっては1つの収入源になると思いますが、頑張れば頑張るほど収入が上がっていく状況には図書館の場合はなっておりませんので、その辺のところがどういう具合になるかな、というところです。それが即デメリットの範疇に入るかどうかは分かりません。一般の国営企業を民営化するというのとはちょっと違うかな、というところです。いずれ図書館法が改正になり、市民1回おいでになれば200円いただきます、というようなことにでもなれば、話は別ですが、そんなことにはなっておりません。」(協議会事務局)

 うわはははは(^^;).この認識の貧しさはちょっとどうなんだか.公共図書館の役割は「知る権利の保障」であり,それは市民が支払う税金で贖われるべきことだからこそ,「公共図書館無料の原則」ということが言われているわけだが.「知る権利の保障」を公務員自身が否定してどうする.
 まあ,公共図書館業界にも「ビジネス支援やるなら私立図書館でやれ!」などという輩がいるくらいだからねえ.あまりこの発言の貧しさを大声で笑うことは出来ないかな(-_-;).

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図書館」カテゴリの記事

コメント

分かんねぇ。
「知る権利の保障」の話が分からんです。
その権利保障と有料制への言及が、どう関連するの?

そろそろ、G.C.W.氏とは膝を突き合わせて議論せんきゃイカンかな?

来年3月に山中湖で“膝を突き合わせて議論できる”イベントを開催予定です。お楽しみに!!
有料化ですが、
例えば..(私案ですが)..こんなのはどうでしょうか?
[あらかじめ金額が提示される基本委託料]+住民利用料(1回利用100円とか)を行政が保障するとか。
もちろん利用者は無料ですが、行政が負担=税金=利用者である住民が負担する、という図式ではありますが.....。言われたことをやるだけならば基本委託料のうち。創意工夫で利用者が増えた分はボーナスとして委託料に上乗せする...とか。そういうことを言うとベストセラーやマンガ中心とか、無料貸本屋とか、言われるんだろうな。

>>uchくん

> その権利保障と有料制への言及が、どう関連するの?

 そりゃ,いわゆる「information rich」と「information poor」あるいは「digital divide」って奴ですがね.金と技術のある人だけが情報を独占していい,って話にはならないでしょ.取り敢えず「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」はあるわけで,必要な情報は必要な人の元へ届けられなきゃ,「情報」に意味が無いのでは? で,そのための公共図書館への投資は税金という形で支払われているはずなのよ.
 まあ,現状の公共図書館がそーなってない,ということについては,行政もさることながら業界団体が第一に責務を負わなきゃいけないわけですが(^^;).

 膝詰め談判は,ヒマのあるときにね.

>>まる3@山中湖さん

 いや,もしもベストセラーやマンガに頼らずとも,別の創意工夫で,継続して利用する新規の顧客が増えたら,「委託」と聞いただけで憎悪する某業界団体のお偉方の鼻をあかすことになりますよ(^^;).鼻をあかすどころか,彼らの「信仰」のよりどころを破壊してしまうかもしれませんね.

 毎年3月は何かと忙しくて(蔵書点検など),3月のイベントは何処の主催でも失礼させてもらっているんです.残念.

金のある人からは取ればいいのでは?
どうして、金の無い人を基準にして、取れるとこから
取ることまで否定しなくちゃならないの?
東京都の都バスは、有料だけど、無料パスで乗ってくる年寄りが大勢いるぜ。

>>uchくん

 そりゃそーいう伝統を背負っているからですよ>>弱者救済.
 取れるところから取るときは,入館料より寄付がいいな(^^;).ニューヨーク市公共図書館みたいに,得られた結果に対して最終的には寄付という形で御礼をする形の方が,スマートじゃありませんか?

伝統のことはよく分からんが(韜晦)、弱者救済はいわゆる“福祉”の分野でやってもらえばいいのでは?
図書館の値打ちは、貧乏人を助けることでは無いと思っていたけど。

あぁ、寄付はいいねぇ。
でも、無料貸し本屋では、寄付は集まらないだろうなぁ。寄付というのは、趣旨に賛同するからするのであって、対価としてするのではないからねぇ。

>>uchくん

 ああ,わたしも,とある公共図書館員の「ホームレス支援も出来ないのに何がビジネス支援だ」という意見には与しないですよ.わたしが言っている「弱者救済」は福祉の分野のそれじゃなくて,あくまでも「情報の偏在」によって産み出されるinformation poorやdigital divideの解消を指していますので.「弱者救済」という表現は誤解を招くな(^^;).

>でも、無料貸し本屋では、寄付は集まらないだろうなぁ。

いいですよ,寄付の集まらない公共図書館は潰れてしまっても.そうなる前に自らの経営戦略の過ちを認められればいいわけなんだから.

おいおい、information poorは、充分に「弱者」だと思うが。図書館屋さんがそんなこと云っちゃイカンな。
uchは、information poorの救済を図書館が/図書館でやる必要はないだろう、と云ってるの。それは、いわゆる“福祉”がやればいいのでは?

公共図書館が有料だとしても、経済的事情によるinformation poorには、無料パスを発行すれば、図書館が“弱者救済”をする必要はないと思うぞ。

分かってるだろうけど、「情報の偏在」自体は悪いことじゃないよ。必要なのは、“底上げ”だけでしょ?

この話、面倒になってきたから、この辺までかな。

>>uchくん

 うーん,uchの言いたいことはわかっているんだけど,こちらの言いたいことはどうも上手く言葉に載せきれてないような感じですな.infomation poorてのは,わたしの感覚では福祉的な「弱者」というよりは,技術的な「弱者」を指している(カネがあっても端末が使いこなせないヒトはおるでしょ)ので,それは「弱者」が違うんだ,では禅問答になってしまう(-_-;).

 では,あとは膝詰め談判ということで.

通りすがりの大学生ですが、少し思うところがあったので書かせてください。

G.C.W.さんが書かれている「information poor」の「救済」はやはり公立図書館の役割のひとつだと思います。
それが図書館の無料原則につながるひとつの理由だと思います。
そのことを考えると、従来言われてきた「知る権利の保障」は、「学習権の保障」とした方がしっくりくるのではないでしょうか。

ご意見をお聞かせくださるとうれしいです。

「知る権利の保障」は、「学習権の保障」ということもありますが、それ以上に「民主主義社会の保障」そのものだと思うのです。ただ、理屈ではそう言っても、どうやって実現するのか...そこが問題だ。

>>通りすがりの大学生さん,まる3@山中湖さん

 コメントありがとうございます.RESは長くなりそうなので,ちょっとお待ちくださいませ.明後日くらいにはエントリー出来るかと思いますので.

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