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2004/12/11

「図書館」と「啓蒙」

 Copy & Copyright Diary経由で【壊れる前に…: 「ハンセン病文学全集」を図書館に!】【壊れる前に…: 図書館と啓発】

 「図書館」と「啓蒙」というのは古来,扱いの難しいテーマです.片方で太平洋戦争前・戦中に公共図書館が軍国主義の思想善導としての役割を果たしたことを批判している方々が,他方で〈図書館9条の会〉を主催していることでもわかるかと思います.愚民に対する「思想善導」というあり方では,どちらも大差ありません.

 理想論ですが,図書館における「啓蒙」は「結果」としてのそれであり,啓蒙が「目的」であってはならないのですね.〈壊れる前に…〉が紹介している皓星社の方の発言「全国の図書館で(『ハンセン病文学全集』もふくめて)ハンセン病関連書籍を収集すべきではないか、それこそが啓蒙活動というものではないか」という発言は,図書館業界に籍をおく者としては,公共図書館にではなく新聞・テレビを中心とするマスメディアにこそ,突きつけられるべき言葉だと思うのですよ.新聞はその成り立ちから鑑みても「啓蒙のメディア」(このあたりを勘違いしてあれこれ言う輩が左右問わず升で計り車に積むほどいますが,新聞はそもそもある政治的立場を支持することを表明するために作り出されたメディアであり,本質的に「不偏不党」ではありえないのです)ですから.

 公共図書館では,例えばあの歴史的和解の際に,新聞記事を展示し関連本を揃えるコーナーを作ることは可能でした.しかし,恒常的にすべての公共図書館にコーナーを設けて「啓蒙」に務めることを一出版社から進言されても,その願いを叶えることは困難であると回答せざるを得ません.地理的・歴史的にコーナーの常設が可能な公共図書館はあるだろうと思いますが,すべての公共図書館に同じ扱いを強制させることは,それこそ戦前の思想善導の再来と受け取られかねません.この件に関する出版社の善意は疑いようもありませんが,「善意」「正義」ほど扱いの難しいものは無いのです.

 むしろ,出版社等が定期的に啓発のイベントを持ち,それがマスメディアに掲載されることによって公共図書館を動かすことは可能だと思うのですよ.長い道のりかもしれませんが,公共図書館に啓蒙を促すなら,それが近道だとG.C.W.氏は考えます.

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