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2004/12/08

「売れない本」の記事続き

 先日「売れない本」の記事で取り上げた『ハンセン病文学全集』に関する朝日新聞の記事については,他のblogでも取り上げられています.

Copy & Copyright Diary:全集と図書館
ダメな図書館員の日々:買うもの、買わざるもの
日々記―へっぽこライブラリアンの日常―: 図書館に置くべき?本

みなさん,向きに若干違いはありますが,違和感を感じておられるようです.恐らく,あの記事を読んだ公共図書館関係者は「よし,これを買おう」とは思わなかったでしょうね.残念ながら.
 ちなみに,平成15年4月の時点で市は677あったそうですが,すべての市が1館づつ公共図書館を持っているとして,先日NACSIS Webcatで出した所蔵館160を足すと830余りになります.最初に販売戦略を立てるときに,このくらいの数から出発するべきだったんじゃないですか,と,どうしても思ってしまいます.資料的な価値は高いので,出来れば中央館+都道府県立図書館では1セット購入するのが望ましいですけど,それ以上の動きは期待できないと思いますよ.それで先日も「各巻ごとに1000冊も捌けたのなら上出来じゃないかとも思う」と書いたわけです.

 そういえば,10年ほど前に「売れる本がよい本だ!」と威勢のいい発言をしていた藤脇邦夫というライターがいましたが,最近は姿を見かけません.どうしちゃったんだろう.彼なら,朝日の記事を読んでどう論評するだろうか,とちょっと興味があったのですが.

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図書館」カテゴリの記事

コメント

「各巻1000冊ほどの売れ行きだ」
専門書としては大成功といえる売れ行きですね(笑)。
文学部を抱える大学の中央館や文学部図書室なら、かなりの確率で選定にかかるでしょう。NACSISに出ない研究室購入も結構あるでしょうし。
ただ、一般の人に読まれるかといったら・・・私なら、ハンセン病について知るならまず小説よりノンフィクションを読むかな。
そもそも「ハンセン病文学」というカテゴリーをなぜ作る必要があるのか、新たなスティグマじゃないのか、という疑問も感じます。「結核文学」「白血病文学」という一連の作品は、確かにあるけど、全集組むかいな?と。
もっとも、公共図書館があまりに専門書を買わなすぎる、とも感じてはいます。「自分で買うにはちょっと」という本を借りるのが図書館という側面はありますからね。

>>nenemuuさん

 コメントありがとうございますm(_ _)m
 随分前に日本図書館研究会読書調査研究グループが行ったアンケートでは,公共図書館にはベストセラーを借りに行くのであって専門書は自分で買う,という結果が出たとか(^^;).連中はすっかり喜んじゃって「それみたことか」みたいなことを言ってましたね.でもこれって,公共図書館が「教養」のレベルで期待されていない/見捨てられている,ってことですよねえ.
 この全集も連中(とそのシンパ)なら真っ先に選書から落とすんじゃないか(^^;)と思いますよ.「一般的じゃない」「読む層が限られている」とか言って.

 しかしこの記事,いささか「出版」とか「公共図書館」とかに対する考え方や見方が素朴というか,甘い感じがします.恐らく「ハンセン病文学」というカテゴリーは,一昨年だったかの政府と元患者の歴史的和解を受けて,一躍脚光を浴びたんだろうと思いますが(文壇に疎いのでよくわかりません),大全集化にはもう少し慎重でもよかったんじゃないかと.ひとまずダイジェストのようなものを出して「これほどのレベルか!」と読者を驚かせるような仕掛けがあってもよかったと思いますよ.スティグマになるのを避けるためにも.

1月5日付け『読売新聞』(朝刊33面)の「外来開放 医療の拠点に:ハンセン病東北新生園」(オンラインでも利用可能。URLは下記参照)という記事に触れ、上記の記事を読み直してみました。『読売新聞』のレポートでは、同園の現状報告や今後の整備計画のほか、内田博文・九州大学法学部教授(ハンセン病問題に関する検証会議副座長)が「…責任の多くが国や社会の側にあることを自覚し、支援を行っていく必要がある」というコメントを寄せています。この一言、図書館に関わる者の一人として、自分の胸にもグサリと刺さっています。

さて、それではどう考えるのか。『読売新聞』のレポートを読む前、上記の『ハンセン病文学全集』の紹介記事に触れ、こちらのサイトでも、ハンセン病に関する別の資料の紹介記事を書かせていただきました。

[資料紹介]『ヒイラギの檻』(加筆)
http://motto-library.cocolog-nifty.com/main/2004/12/post_3.html

上記URLにお立ち寄りいただければ尚ありがたいですが、この資料は、ハンセン病療養所の入所者のお一人で、ハンセン病図書館の責任者であり、上述したハンセン病資料館での資料収集の担当者である方の目を通したハンセン病療養所の歴史の本です。この本からも、たくさんのことを汲み取っていかなければならないと思い、紹介してみました。

当たり前ですが、ハンセン病の資料は一種類ではありません。社会の中の「記憶装置」である図書館に、どのように本を残していくのか。私たちにとってハンセン病とはどういうものなのか。図書館の中での連携はどのようにしていくべきか。様々ことを考えさせられた今回の提起でした。ありがとうございます。トラックバックがうまく効かなかったようなので、コメントという形で記しておきます。

参考URL
『国立療養所東北新生園』
http://www.hosp.go.jp/~sinseien/
「ハンセン病療養所存続へ、東北新生園が一般開放を提案」(Yomiuri ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050106ic03.htm

>>東京の図書館をもっとよくする会サイト管理人さん

 コメントありがとうございました.『ヒイラギの檻』についてのエントリーも拝見しました.
 読売の東北新生園の記事は既に読んでいて,自分でも紹介しようかどうしようか考えていたものでした.わたしも,身内に先日名称が変更になった精神疾患を抱えているのがいまして,ハンセン病のことはあまり他人事とは思えないところがあります.それはありますが,しかし公共図書館による「啓蒙」にはどうしても違和感を覚えてしまいます.啓蒙に陥らない形での正確な情報の提供のあり方を考えると,どうしても利用者の需要を待つ形しか,今のところ考えにくいのが,わたしの偽らざるところです.
 なお「需要を待つ」ということは,図書館員自身が勉強することを否定しているわけではなく,むしろその逆で,ある程度図書館員はこのような事例には敏感であるべきだと思ってますし,自分でもなるべく出来る限りのことはしようと考えています(だから図問研が新潟県中越地震を[結果的に]無視した感性が耐え難かったのです).

 なお,以下のエントリーもよろしければどうぞ.
「図書館」と「啓蒙」
http://jurosodoh.cocolog-nifty.com/memorandum/2004/12/post_30.html

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