「現場」を作るのは「人」でしょう
昨日,ようやく日図協のサイトのトップページに新潟県立図書館へのリンクが張られたようですが,遅すぎやしませんか.
繰り返しますが,全国図書館大会の開催が同時期だった,というのは地震や水害への対応が後手後手に廻ったことの納得できる理由にはなりません(G.C.W.氏が罹災者なら納得しません).
日図協,日図研,図問研の公共図書館3団体に共通しているのは,どこも罹災地の会員の消息を全く伝えようとしていないことですね.そもそも,3団体ともに罹災地の会員に関する情報を集めようとした形跡が無い.
こーゆう団体が「現場第一」を唱えても,信じられますか.「現場」って「人」が作り支えていくものであるはずなのに,そもそも各団体の生命線であるところの「人」の生命をいささか軽んじてはいませんか>>図書館業界団体のお偉方.
そうえいば,図問研に送ったメールの回答が来ないな(^^;).経過報告は1回来たけど.送ったのが10月24日ですから,もう10日になるのに.昔の原稿一件でもそうだったように,棚上げしようったってそうはいかないことくらい,連中はわかっているはずなんだけどね.どうするつもりなんだろうか.
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» 悠久山・慈眼寺・図書館 [図書館員の愛弟子]
メモ3件。地震-地域-図書館関係。 悠久山 先週、蒼紫神社の状況を探した。 [続きを読む]
っていうか、図書館関連の業界団体(?)が3つもあることに驚いた。たいして大きくもない儲かりもしない業界で、“団体がたくさんある”ってことは、“どれもうまくいってない”ってことだろうな。
通りすがりの素人(?)でも、そのくらいは分かるよ。
投稿: uch | 2004/11/03 22:08
著作権法改正要望パブコメの結果
http://blog1.fc2.com/nirvana/?no=2
結論から言えば「大成功」だったと言えると思います。
ご協力いただいた皆様に感謝します。
投稿: 謎工 | 2004/11/04 10:04
>>uchくん
まあ一応「棲み分け」はしているんですけどね(^^;).“うまくいってない”のはその通りでしょう.こちら↓のサイトに「何故そうなるのか」の考察があります.ご参考まで.
http://tombolo.exblog.jp/787067/
投稿: G.C.W. | 2004/11/04 20:45
>>謎工さん
こちらこそ,お世話になりました.ご紹介いただいたサイトをこれから見に行きますね.
投稿: G.C.W. | 2004/11/04 20:49
先日は、拙いサイトにコメントありがとうございました。
そして、新潟県中越地震について、こんなにたくさんの情報を集めていただき、関心を持って頂いていることに、被災者の一人として、とても、嬉しく思っています。
私は、図問研から20年ほど前に生まれた、学図研に関わっている者です。そして、実は、学図研のウェブサイトの担当者でもあります。…今回の地震は、自分が当事者となったため、また自分のこととウェブサイトは切り離したかった気持ちがあったので、何も書いていません。(学校図書館ML関係にはいくつかの駄文を送りましたが)
新潟県は、公共の図書館関係の研究会は、それほど活発ではない印象が私にはあります。(知らないだけかもしれませんが)それが、情報の遅れにもつながっているのかなあと思っています。
ウェブで情報を提供するということがどういうことか、自分のサイトを実験台にしながら、日々考えているつもりでしたが、今回の地震で学んだことはたくさんあります。
このウェブサイトからも様々なことを学びました。G.C.W.さん、今後ともよろしくお願いします。
投稿: かんちゃん | 2004/11/05 20:36
>>かんちゃんさん
コメントとトラックバックありがとうございました.
いささかほめられすぎて,くすぐったい感じがします.
新潟県中越地震,新潟県は隣県ですし,柏崎市の大学で同期生が図書館員やっていたり,あのとき我が家も揺れたこともあって,とうてい他人事とは思えませんでした.それで「できることからはじめよう」と自分のblogで情報の収集とまとめをやってみることにしました.
ただ,以前,神戸の震災の際いろいろやってみて何ひとつ上手くいかなかった記憶も自分の中にあって,自分のblogを使ってやってもいいのかどうか,迷ったのですが,図書館関係の情報は大学関係の一部を除いてさっぱり集まってこなかったので,結局は自分でやるしかないか,という結論になりました.
実行する方に舵を切って,よかったみたいです.まさか被災地の方々からお礼を言われるとは,ホントに想像していなかったんです.被災地以外の方から何かリアクションあるかな,とは思っていたのですが.
業界団体の動きの鈍さには,ちょっとがっかりしています.神戸のときや去年の九州の水害の時と比べても,今年の災害に対する団体の反応が鈍いように感じられるのは,罹災した地域における「業界としての運動」が弱いから,というのもあるのでしょうか.
でも運動の強弱によって団体の対応が変わるようでは,図書館をもっと身近に暮らしの中に,なんて絵空事で終わっちゃうような気がします.
これからもどうか身体にお気をつけて,できることから片付けてくださいね.こちらこそ,今後ともよろしくお願いします.
投稿: G.C.W. | 2004/11/05 23:02