今日の購入物件
「これで今年のCD購入はお終い(^^;).」先日こう書いたのに,物欲に負けてしまいました!!! 情けない(-_-;).
ベートーヴェン/交響曲第7番イ長調作品92&モーツァルト/交響曲(第41番)ハ長調K.551@クラウス・テンシュテット/北ドイツ放送交響楽団(EMI/NDR:7243 4 76740 2 0)
ベートーヴェン/交響曲第1番ハ長調作品21&第5番ハ短調作品67ほか@クラウス・テンシュテット/ロンドン・フィルハーモニック(BBC:BBCL4158-2)
シューベルト/交響曲(第1番)ニ長調D.82ほか@ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルハーモニーカー(EMI:7243 5 86064 2 3)
シューベルト/交響曲(第9番)ハ長調D.944ほか@ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルハーモニーカー(EMI:7243 5 86067 2 0)
テンシュテットの〈ジュピター〉は昔々,NHK-FMで放送された(確認してみたら1981年8月18日の放送)のを聴いてエアチェックも持っているもの.同じ時にマーラーの2番やショスタコーヴィチの9番もFMで放送されている.改めてCD化されたものを聴き,その高揚感の素晴らしさを再確認した.ベートーヴェンの7番も同様.1979年に北ドイツ放送響の指揮者になったテンシュテットは,しかしオケと決裂しわずか2年で北ドイツ放送響を辞任する.NHKでテンシュテット/北ドイツ放送響のライヴが放送された時,既にテンシュテットは辞めたあとであった.
ベルリン・フィルとも上手くいかなかったテンシュテットは,偉大なクレンペラー同様,イギリスで迎えられることになる.その記録の一端がBBCのCD.凄絶に荒れ狂う〈運命〉である.
さてカラヤンがBPOと録音したシューベルトの交響曲全集は,カラヤン・ファンの間でもそれほど話題にされていないような気がする.G.C.W.氏もD.944のDG録音(1968年)は中学時代からの愛聴盤だが,EMIへの全集にはトンと無縁.今回,初めてカラヤンによるシューベルトの初期交響曲を聴いたけど,これまで聴いてきたシューベルトとの音色のあまりの違いに仰天してしまった(*_*).D.82で聴いたことがないフレーズを聴いたような気がしてベーム/BPOのD.82(DG)を引っ張り出したら確かに無い.おいおい,と思ってヴァント/ケルン放送響のD.82(BMG)を聴いたら,こちらにはある(^^;).ただ,カラヤンとヴァントではそのフレーズの印象が全然違う.とにかく,カラヤンは動機より旋律重視で,どんな些細な旋律でもそれを浮き上がらせてしまうため,ほかの演奏では目立って聴こえることのないフレーズが浮き上がってきたらしい(ベームの録音については,後日勤務先が所蔵するオイレンブルクのスコアを借りてきて確認します).
とにかく,いろいろな意味でカラヤンらしい録音である.これからシューベルトの初期交響曲を聴こうというひとには到底お勧めできない(^^;).
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