NIIにまつろわぬもの
某国立大学図書館へ文献複写を依頼したら「NIIのILL文献複写等料金相殺制度未加入館は現金書留で前納」と昭和の御世か! と思うような返事が来て吃驚(+_+).また先日は,昨年度まで郵便局の口座振込だった入金方法が銀行決裁に変更されていた私立大学図書館があって,これまた吃驚.
・・・・・・・・・志が違うのではないか,と思う.NIIにまつろわぬ,というだけの理由で他館を疎外することに,どのような合理的な理由があるというのだろう.NIIは「教育研究の推進のための図書館サービスの高度化,事務処理の効率化・合理化」ともっともらしいことを言っているが,そのための基盤整備における歪みが,図書館によってはサービスの破綻をもたらしていることに,どれだけ気がついているのか.
所詮,NIIはthe Establishmentの利益代表なんだな,という思いを新たにした次第.
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コメント
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>「NIIのILL文献複写等料金相殺制度未加入館は現金書留で前納」
昭和の御世どころか、今年3月までそれがデフォルトでした。
それがいやなら年度始めに、利用が予想される全ての大学に学長名で「徴収猶予申請」をせい、と。原義書まわすのに半月かかりました。
まあ某大学はその申請すら受け付けていなかったのですが(代わりに大学生協が業務委託を受けてて郵便振替払いなので、むしろ使いやすかった)。
銀行振込に戻す大学もあるのですか。担当から外れて最近の流れはよくわからんのですが、なんなんでしょうねえ・・・
投稿: nenemuu | 2004/10/21 18:15
>>nenemuuさん
コメントありがとうございますm(_ _)m
当方,徴収猶予制度が廃止されてエライ迷惑しております(>_<).現金書留のほうが銀行振込よりは安い(!)ので,より罪は軽いかとも思いますが,それにしても.
やっぱり,今年度から始まったNIIの融通の利かない料金相殺制度がガンなのではないかと思います.相殺機構があれひとつしかないので,その権力にNIIが胡座をかき,使いづらい箇所を改善しようともしない,その姿勢が許せないですわ.
やれやれ,です.
投稿: G.C.W. | 2004/10/21 22:55