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2004/09/22

「図書館界」56巻3号:その6

承前(その1その2その3その4その5

これまで「図書館界」56巻3号の特集「誌上討論:現代社会において公立図書館の果たすべき役割は何か」について,御題と回答者の文章を吟味してきたが,その最後に明定義人氏「「貸出」を考える」を取り上げる.

明定氏というと,G.C.W.氏には「図問研の論客」というイメージがあるので,この文章も読む前は強烈な『市民の図書館』擁護論が炸裂しているのだろうと想像していたのだが,ところがどっこい,読んでみたらいささか勝手が違った(^^;).

基本的には『市民の図書館』を(歴史的に)評価しながらも,『市民の図書館』を根底に据えた公共図書館の発展は,必ずしも『市民の図書館』の意図するところに留まらず,むしろ社会状況の変化などによってそれを超えたところまで発展している,という考え方に立つ.意外にも『市民の図書館』への見方は冷静で,田井氏のように正典(canon)視しているわけではない.こんな一節がある.

「『市民の図書館』の歴史的評価として「貸出し」を重点目標にしたことを評価しますが,「貸出」をめぐる論議がその枠組みを踏襲するなかでしかおこなわれてこなかった,論議の転換がおこなわれてこなかったことが,今日の混乱をまねいてきたのだと思います」(p184)

この歴史的な視点からの『市民の図書館』への評価は,田井氏に全く欠如しているところであろう.

また,糸賀氏ほどあからさまにではないが,今回の御題の筋の悪さもさりげなくそこここで指摘されている.それも含めて,明定氏の文章はG.C.W.氏にも充分受け入れられる内容になっていると思う.

G.C.W.氏との相違はほぼ一点,「貸出至上主義」「手段の目的化」などの「原因を『市民の図書館」に求め(中略)るのは無理があります」(p183)ここくらいか.G.C.W.氏は,1970年代の公共図書館業界における公共図書館観形成において大きな影響力を持った『市民の図書館』によるレファレンス切捨て(理念としては言及されていても具体的な言及に欠けた)が,現在の日本図書館研究会読書調査研究グループによる「伊藤モデル」の跋扈を招き,ひいては公共図書館にレファレンス・サービスが充分に根付かない原因になっていると考えざるを得ないので.


・・・・・・・・・もう1回続けます.

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コメント

あまりにも興味深いので、「図書館界」56巻3号を取り寄せております。本文を読んだら、またコメントさせていただくか、うちのBlogで書かせていただきますね。

>>まる3@山中湖さん

せっかく取り寄せてみて,中身がつまらなかったら申し訳ありません(^^;).

読みました。なかなか興味深い《誌上討論》ですね。山中湖Blogでも、長文になってしまいまあしたが、感想などを書いてみました。では、では。

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