「図書館雑誌」9月号
「図書館雑誌」2004年9月号(98巻9号)は特集の「平成16年度全国図書館大会への招待」はともかく(G.C.W.氏は香川に行かないし(^^;)),特別企画〈「専門職員認定制度」をめぐって〉に注目です.
個人的には日本図書館協会がやろうとしている〈専門職員認定制度〉に懐疑的.意識的なのか無意識なのかは知りませんが,首都圏の公共図書館員だけを対象と考えているフシがあちこちにのぞいている(^^;)のが,まず気に入りません.それと,この認定制度の客観性(これが認定に「権威」をもたらすはず)がどの程度保障されるのか,いまひとつわからない部分があります.認定制度が図書館業界(特に公共図書館業界)のひとりよがりや自己満足に終わらないようにする手立ては何処まで深謀遠慮されているのか.それなりの理由の下ではありますが(p664参照),認定制度のスタートに大学図書館員や専門図書館員が排除されていることからして,その客観性には疑問無しとはしません.
なお,今号で面白いのは投稿欄〈北から南から〉に掲載された3編の文章です.G.C.W.氏は「ブックスタートの贈りもの」(吉田昭)に共感するところ大でした.
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