戦略無き「委託反対」をどうしよう
NHKオンライン【ネット勧誘に住民台帳流用】
「公務員の守秘義務」を公務員自身がどのように扱っているかを知る参考にはなりますね(^^;).
民業蔑視の手段として守秘義務を扱っている委託反対のチラシもあるように,「公務員の守秘義務」は公共図書館の業務委託反対派の錦の御旗となっているわけです.しかし,鬼の首を獲ったつもりはないですが,こーゆう事例を見ると,公共図書館の業務委託への反対理由に「公務員の守秘義務」を錦の御旗とするのはマイナスになりこそすれ,追い風にはならないのでは,と思うのですよ.
迂遠かもしれませんが,市民社会における公共図書館の機能と役割を正面から論じて相手を納得させることこそ,業務委託に反対するためには必要なことですよね.それをせずに(出来ない?),USAの大統領選挙も吃驚の,民業を蔑視するネガティヴ・キャンペーンを張るのは戦略的にも戦術的にも無意味です.所詮ネガティヴ・キャンペーンは彼我に負の連鎖しか生まず,歪んだ「お上意識」の発露と受け止めらるのがオチでしょう.
民業に携わっている者としては,民業蔑視の委託反対を大上段に振りかぶられると,横を向きたくなりますな(^^;).
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