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2004/07/31

公共図書館のILLサービス

【JDreamPetit:はてなダイアリー - Copy & Copyright Diary】に,本筋とはあまり関係ないのですが,ちょっと気になる記述.曰く,
「学術論文を入手するのは、一般の個人にはなかなか難しいだろう。公共図書館では学術雑誌を所蔵しているところは少ないし、大学図書館もだいぶ一般に公開されるようになったとはいえ、まだまだ利用するには敷居が高いと思う」

お近くの公共図書館を窓口に,目的の学術論文の複写物を所蔵している大学図書館や専門図書館や国立国会図書館から取り寄せることは可能です.
どーゆうわけだか,公共図書館業界の方々は複写物の取り寄せが図書館の業務であることを宣伝も周知もしませんので(^^;),どうしても学術論文の入手が一般の個人には難しい,というイメージを抱かれてしまうのですね.

例えば『市民の図書館』(日本図書館協会)をひもといてみても,この本は「ネットワーク」(ここではインターネット普及以前に使われていた用法)や「リソース・シェアリング(資源の共有)」という考え方が普及する以前の単独館主義(市町村立図書館における中央図書館と分館,という考え方はあるが,組織の枠を越える相互利用の発想は無い)で組み立てられているため,相互利用(相互貸借)という言葉はほとんど出て来ません.このあたりも,『市民の図書館』が既に時代遅れになっている証左のひとつでもあるわけですが(逆に「図書館協力」という章をきちんと立てて「相互貸借」という言葉も掲載されている『中小都市における公共図書館の運営(中小レポート)』は,具体的な方法論はともかく,理論的には現時点で読んでもそれほど古びてもおらず,『市民の図書館』よりも魅力に富んでいるのです).

G.C.W.氏は大学図書館業界のひとですが,以前公共図書館における「予約」サービスについてお勉強したとき,現在貸出中の蔵書の順番待ちだけではなく,所蔵が無いため他の図書館から蔵書を取り寄せることも「予約」サービスの内として扱われているのを知って吃驚したことがあります(^^;).

とまあ,こんな感じで,図書館の館種によってILL(Inter Library Loan:図書館間相互利用)サービスの認識に相当なズレがあるのは事実です.専門・大学図書館におけるILLサービスは文献複写(雑誌論文のコピーを図書館間でやり取りする)であるが,公共図書館においては現物貸借(書籍を図書館間でやり取りする)が主たるILL業務になります.

G.C.W.氏が勤務する大学図書館のある県では,15年も前から「○○県内大学図書館間相互利用制度」という制度を創り,そこに公共図書館も参加してもらうことによって,公共図書館の利用者が訳あって大学図書館を利用したい際の便宜を図っています.その制度を利用してG.C.W.氏のところに来館される方の多くが,実は他館からの文献複写物の取り寄せを依頼するためにこの制度を利用されているのですね.昨年度の統計では,複写依頼の3割ほどがこの制度の利用者だったような記憶があります.

こーゆう需要は,本来なら地元の公共図書館が供給すべき業務じゃないかと思うのですが,今のところ「餅は餅屋」難しく考えることも無いと判断して引き受けているのが現状です.大学図書館による地域への貢献と言えないことも無いですし(^^;).

公共図書館における文献複写の取り寄せ業務について,公共図書館業界の方々はどんな認識でおられるんでしょうか?


ところで,G.C.W.氏の勤務先でもJDream導入しようと考えたのですが,費用対効果のことを考えるとかなり厳しいので,残念ながら見送ることに(>_<).恥ずかしい.

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