わらべうた
「先日テレビで放送していた〈名探偵コナン〉でヒントになっていた〈京都のわらべうた〉知らない?」というレファレンス(^^;).「はあ?」「京都の街の名前を織り込んだわらべうたなんだけど」
京都生まれのひとには自明のことなのでしょうが,生粋の北関東育ちにはさっぱり見当もつかないので,取り敢えず「わらべうた」関連の本を漁ってみるも収穫無し.活字の捜索は同僚にバトンタッチして,〈京都 わらべうた〉でぐぐってみたら一発で出て来ましたよ.「京都の通りのわらべうた」
直後に活字を探していた同僚が『』(書名忘れたので後日追加します)に掲載されているのを見つけてくれたのだけど,これって図書館員としてはgoogleに敗北を認めるべきなんでしょうか(^^;)?
・・・・・・・・・と,田辺浩介さんの【Re: iPods as a library】を読んでいるうちに,先日のことを思い出しました.
ピアニストのウィルヘルム・ケンプが演奏会の後で「あのようにピアノを弾きこなすには難しい技術が必要なんでしょうね」と尋ねられて「いや,技術なんかいらないんですよ.肝心なことはちょうどのときに,ちょうどの鍵盤を押す,ということだけです」と答えた話が,とある音楽ジョーク集にあります.
図書館員も似たようなもので,「ただの物置」から,ちょうどのときに,ちょうどの情報を引き出す方法を,図書館員じゃ無いひとよりは数多く知っているだけです,ということで存在意義を認めてもらえれば,というのはダメですか.
ところで「情報を整理する」のはともかく,「付加価値をつける」のは図書館員や情報専門職のやることじゃないような気がします.本来,物置から引き出された情報に価値を見出すのは,あくまで情報専門職に情報の探索を依頼する側だと思うのですが.
#ただし,教育の現場では,そーも言ってられない現実はあります(^^;).
ときに,G.C.W.氏はウィルヘルム・ケンプよりもルードルフ・ゼルキンの方が好きです(^^;).
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