地文学
今日,目録を採っていたら『新式地文学』という本に出くわす.最初に見たとき,これを「しんしき ちもんがく」と読むことさえわかりませんでした(-_-;).「しん しきち ぶんがく」と読んで戦前に満州あたりで出版された文学の本だと勘違いしたくらい.それが何で自然科学のところに分類されているんだよ,と一瞬思ったら違う(^^;).中身を読んで得心がいきましたが,「地文学」って「天文学」の対語・反対語だったんですねえ.この分野,現在では「地球科学」とか「地学」と言うのかな?
ちなみに1900(明治33)年初版,翌年重版の割には保存良好な書籍でしたよ.
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コメント
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タイトルと一行目を読んで、実は「地文学」じゃなくて「新式地・文学」なんだよ、というオチなんだろうなあと追手に想像してしまいました。現実は一枚上手。
投稿: ふみお | 2004/06/23 01:08
「天文学」は生き残っているのに,「地文学」はどうして滅んでしまったんでしょうねえ? 先日購入したちくま文庫版『言海』にも,〈天文〉〈天文学〉はあっても〈地文〉〈地文学〉は無いんです.
謎だ.
投稿: G.C.W. | 2004/06/24 21:41