ICタグ実験
またしても昨晩書こうと思って書き損ねた話<<最近こんなのばっか.
【Liblog JAPAN | Blog on Library and Information Science: 無線ICタグで図書閲覧を把握 NTT西、福岡市と実験(産経新聞)】
【NTT西や福岡市などが、RFIDタグを用いた蔵書管理を実証実験。貸し出しや返却作業もセルフで:RBB TODAY (ブロードバンド情報サイト) 2004/06/09】
〈Liblig JAPAN〉では「一歩間違うと気持ち悪いなぁとかんじました」と書かれてしまいましたが(^^;),G.C.W.氏はしばらく前に,ここやここで書いているように,ICタグあるいはRFIDタグと呼ばれる技術の図書館業務への導入には肯定的です.また,あるマイナーな雑誌媒体(一般には販売していない)にて昨年,G.C.W.氏が執筆した文章でも同様の主張をしてみました.
この技術の導入による貸出返却業務の脱「カウンター」と書架整理業務の無化が,図書館業界における,日本図書館研究会読書調査研究グループの主張に代表される「貸出至上主義」の跳梁跋扈に伴う弊害を除去するための有効な手段たりえるからです.それはまた「カウンター業務の委託」是非論をも無化してしまうものでもあります.
残念ながら「指定管理者制度」にまでは,この技術の導入は抵抗しえませんが,技術力で委託に対抗できるのであれば,試さない手は無いんじゃないかと考えます.
ところで,図書館の現場としてはRBBTodayの記事でも触れている「蔵書の不正持ちだしの問題」が,無線ICタグ導入の重要なポイントでしょうか.今までのBDS(Book Detection System)以上の効果を期待する,と(^^;).
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